第20話 ループでの気付き
純介「ループするタイミング...誰かがグループ脱退を肯定するか、みんなのいる部屋から抜ける...もしくは死亡が判明する...とするのなら...いや、肯定は確かだ...だが、みんなのいる部屋から抜けるのは確定じゃない...試してみよう...」
ー7月2日午後9時、練習場所ー
智恵「全員揃ったかな?じゃあ始めますか。えっと、練習のプランというか、考えてきたんだけど。まずは軽く20秒くらいのダンスを踊ってみる。2、3日で完璧に踊れるようになりたいな」
健吾「なるほど、じゃあとりあえずやってみるか、智恵、どういう感じでやればいい?」
智恵「隣の人と当たらないくらい広がってやればいいよ〜」
梨央「了解です!」
智恵「それじゃ、まず基本的なストレッチとダンスの振り付けまで教えちゃうね〜」
全員「はい!」
ー1時間後ー
智恵「ダンスの振り付けはこんな感じだね。それじゃあ一回拍に合わせ───」
純介「俺、やっぱグループ辞めるわ!」
健吾「なっ...純介?」
稜「おいおい、やめるってどういう事だよ!」
俺は荷物を持って一歩ずつ後ろに下がる。
純介「そのまんまさ、辞めるんだよ。言うなら、脱退...かな?」
智恵「なんで?理由を説明して?」
純介「俺には合わないみたいなんだ...このグループは!」
俺は一歩ずつ後ろに下がり、部屋のドアを出る。すると───
***
グルグルグルグル。視界が回る。頭がキンキンと痛くなる。そして、少しの喪失感があり。
純介「あそこか...なら、今日無理に梨央にダンスを教える必要はない...」
ー7月2日午後9時、練習場所ー
智恵「全員揃ったかな?じゃあ始めますか。えっと、練習のプランというか、考えてきたんだけど。まずは軽く20秒くらいのダンスを踊ってみる。2、3日で完璧に踊れるようになりたいな」
健吾「なるほど、じゃあとりあえずやってみるか、智恵、どういう感じでやればいい?」
智恵「隣の人と当たらないくらい広がってやればいいよ〜」
梨央「了解です!」
智恵「それじゃ、まず基本的なストレッチとダンスの振り付けまで教えちゃうね〜」
全員「はい!」
ー1時間後ー
智恵「ダンスの振り付けはこんな感じだね。それじゃあ一回拍に合わせて踊ってみようか。いくよ!」
智恵が手を叩く。1拍。2拍。3拍。4拍。5,6,7,8拍。
智恵「梨央!!そこできてない!こうじゃなくてこう!!」
梨央「こ、こう?」
智恵「うーん、なんか違うんだよね。もう一回やってみて」
智恵が手を叩く。1拍。2拍。3拍。4拍。5,6拍。
智恵「そこも違う!あー、もう、他の人は一回休憩してていいよ!」
さて、智恵の説得をするのは今日じゃない。明日だ。明日、智恵はキレて脱退を表明する。
その時に、智恵をなだめて説得すればいいのだ。7月4日には梨央は踊れていて欲しいのだが、その点は美緒に頼んでみよう。梨央と美緒は一緒に帰っていたはずだ。
智恵の説得の希望は見えたか?




