第109話 村田智恵
智恵「ダンスの動画は送ったから練習はしてくれると思うんだけど...」
美玲「本当、ごめんなさいねぇ...」
健吾「いえ、美玲さんは謝らないでください!」
智恵「はい、そうですよ。謝らないでください」
稜「じゃあ、今日は解散にしようか」
純介「あぁ、そうだな」
俺らは各々の家に帰ろうとする。すると───
智恵「ねぇ、純介。少し残ってくれない?」
純介「え、あ、うん」
俺は智恵に言われて練習場所に少し残ることとなった。智恵以外の全員は帰宅する。
純介「で、どうしたの?」
智恵「梨央と美緒が来ないのは...私のせいだよね...」
純介「はぁ?そんな訳ないだろ?智恵は悪くないじゃんか」
智恵「でも、私がしっかりしてないから、美緒と梨央は...」
純介「美玲さんと美緒が喧嘩したからだろ?智恵は悪くない」
智恵「わかってる。でも、私...喧嘩を止められなかった!美緒達の喧嘩を止めようとしたけど私、ほっぺたを叩かれて喧嘩を止められなかった。そこで、和解させることができてたら美緒と梨央だって、ちゃんと練習しに来てくれた!全部、全部、全部!私のせいなの!」
純介「そんな訳ないだろ!智恵は喧嘩を止めに行動したのに、なんで智恵は自分自身を責めるんだよ!どうしてそんなに責任を背負うんだよ!」
智恵「だって、ダンスを教えるのは私だし最年長だからさ、私がしっかりしないとみんな大変なの!だから...私が、私が───」
純介「最年長だからって、自分が責任を背負う理由にはならないだろ!俺らは、皆同じ立場なんだから、年齢なんか関係ない!そうだろう?」
智恵「そうだけどさ...踊れない私は...きっと、このグループにいる意味は...ないんだよ...」
純介「は?」
智恵「私の取り柄は踊ることだけ。踊りを教えられない私はいらないの...踊れない私は要らないんだよ!そうでしょ?私は何事にも中途半端なの!歌は健吾や純介の方が得意だし、ダンスはアイドルの栄や稜君の方ができてる!私の取り柄は踊ることだった!でも、踊れない私は要らないの!」
純介「そんなの───」
智恵「きっと、こんなことを言ったら失礼なんだけど、才能がある純介君にはわからないよね!」
純介「───ッ!」
智恵「私は、努力しないと駄目なの!踊ることしか、取り柄のない私は踊る事しかできないの!でも、その踊りを最大限活用できないんじゃ、もう私は要らない子なの!」
純介「おい、そんな事誰が言った?」
智恵「誰って...」
純介「智恵のことを要らない子だなんて...誰が言った?」
智恵「でも、踊りを活用できない私は...」
純介「いいじゃないか、踊れなくたって。誰も責めたりしないよ」
智恵「踊りしか、ないの。純介には、わからないよね...ごめん。話聞いてくれて、ありがとう。迷惑かけてごめんね、私」
智恵が練習場所を出ていく。すると───
***
グルグルグルグル。視界が回る。頭がキンキンと痛くなる。そして、少しの喪失感があり。
執筆意欲がやばい(語彙力)




