第108話 物語の続き
仮面の男「条件と使用方法は提示した。それじゃ、後は頑張ってね。」
純介「待ってくれ。今後の俺を...見たのか?」
仮面の男「あぁ、見たよ。乗り越えられない障害のところまではね。」
純介「じゃあ、ヒントをくれ。今後に関連するヒントを。」
仮面の男「そうだなぁ...直接的なヒントは未来が変わってしまいそうだ。なら、間接的な当たり前なことをヒントとして───いや、アドバイスとして教えよう。暴力よりも、言葉の方が人の心は動かしやすい。これで、満足かな?」
純介「あ、あぁ...ありがとう。」
仮面の男「じゃあ、頑張ってくれ純介君。それじゃ、私は物語の続きを見てこようかな。」
***
俺の意識は現実世界へと戻ってくる。
純介「暴力よりも、言葉の方が人の心は動かしやすい...か。」
仮面の男との一種の信頼関係を築いていた。俺も物語を紡がなければ。なんてね。
***
仮面の男「さて、これで変わるといいけど...変わらなければ、こちらで存在を消すだけだけどね...」
仮面の男は自嘲気味に嗤う。
仮面の男「さて、純介君の紡ぐBlue rulerを作るための物語。名付けるなら───NJrulerだな。NJrulerの佳境でも見に行こうじゃないか。」
***
7月18日。俺はいつも通り練習場所に行く。そして、練習開始9時になるが───
紬「あれ、美緒と梨央は?」
智恵「来てないね...昨日のこと、まだ怒ってるのかな。」
そうだ。喧嘩したのは昨日だったのだ。死のループ───デウス・エクス・マキナがあったから忘れていた。
健吾「別に、俺は傷ついてないのによ...逆に、美緒と梨央がいない方が俺にとっては悲しいんだ。」
そして、午後1時まで俺らはダンスレッスンを続ける。そして、午後1時半になる。
美玲「こんにちはぁ...みんないるかしらぁ?」
美玲さんが、歌の練習にやってくる。
智恵「あ、美玲さん!こんにちは!」
美玲「あの...健吾君?」
健吾「どうしました?」
美玲「昨日は、ごめんなさいね。私もあなたのことを考えずに好奇心だけで聞いてしまったのぉ。本当にごめんなさいね。美緒は、健吾の気持ちを思って怒ってたから私が間違っていたわ。」
健吾「あ、いえ。俺は大丈夫なので。」
美玲「それで...美緒と梨央ちゃんは来てないのね...」
栄「え、家にいないんですか?」
美玲「えぇ...きっと梨央ちゃんの家にいると思うのだけれど...」
その日は、歌のレッスンを行う。
ー7月21日午後6時、練習場所ー
21日まで、時間は経つ。今日のレッスンもおしまいだ。美緒と梨央はまだ来ていない。
智恵「はい、じゃあ今日もレッスンはおしまい!」
稜「今日も結局梨央と美緒は来なかったな...」
栄「あぁ...そうだな...」




