【Happy Birthday!!】池本栄誕生日記念小話in2022
アイドルグループを作る世界とは別の世界です。
所謂、学パロ?「学」要素はほとんどない?
まぁ、ミステリー系かなぁ?
最後のところだけ、物語の前日譚的な話を?
まぁ、伏線ですね。はい
【追記】今更大きなミスに気付いた。すみません。
俺達はオカルト研究部だ。部員は7人で、活動は停滞している。部室には今、池本栄───俺と梨央・稜がいる。そして、後輩である健吾と美緒の2人が部室にやってきた。
健吾「あ...先輩たち!もう来てたんですか!」
栄「おう!でもよぉ...怖いネタがなくて暇すぎるぜぇ!」
梨央「本当!本当!サイトに載ってるのなんて全部遠くて行けないしさぁ!オカルト研究部なのにほぼ何もしてないわ!」
稜「後輩の二人はどっかいいところ見つけた?」
美緒「いえ...いい情報はなかったです...」
部屋に急いで紬と智恵が入ってくる。
智恵「おい!みんないる?!」
紬「聞いて驚け!見て驚け!面白いオカルトネタを持ってきたわ!」
栄「お?なんだ?なんだ?」
紬「私達の学年に西森純介っているでしょ?純介の家の近くに入ったら二度と出られない恐怖の館があるらしいんだって!」
稜「何その名前から溢れ出るパチモン感!」
梨央「それに、二度と出られないのになんで恐怖の館とか言えるの?はい!矛盾!」
栄「でもよ、暇だし、明日にでも行ってみない?」
智恵「そうよ!どうせ私たち暇なんだし行って見ましょうよ!」
美緒「私も...少し気になるし...行ってみたいです!」
栄「はい!じゃあ明日その館に行くで決定!」
梨央「えー...本当に行くのー...偽物感半端ないって!」
栄「部長の俺が行くって言ったら行くんです!はい決定!」
紬「そんじゃ私、アポ取るね!」
健吾「心霊スポットにアポって、誰に取るんです?」
紬「冗談、冗談!西森に案内してもらうから西森についてきてもらえるか聞いてくる!」
栄「じゃあ、明日の午後5時に学校の校門前に集合な!じゃあ今日は解散!」
皆は次々に部室を出ていった。
純介を先頭に俺達オカルト研究部は館を目指す。
純介「栄くんたち...本当に行くの?俺怖いよぉ...」
栄「純介はそんなに怖いのか?男なんだからそうビクビクすんなよ!」
純介「でも、怖いものは怖いんだよ...」
稜「お?あの建物が噂の二度と出れない恐怖の館!訳して豆腐の館か?!」
健吾「先輩...なんですかその訳し方...」
稜「だってよぉ!二度{と}出れないきょ{うふの館}!だろ?」
健吾「変な訳し方しないでください!」
純介「着きました...ここです...」
梨央「ここが恐怖の館?なんかよくある偽物の雰囲気なんですけどー!」
純介「もう俺はついていかないからな!俺は帰るぞ!」
純介は帰っていく。
稜「あいつ...行っちゃったぞ...」
栄「そんじゃ...入るか!」
俺は館の扉を開ける。すると───
全員「うわああああああああ!」
館の主「またガキが紛れ込みましたか...まぁいい!今からお前らの中の一人に他の人を全員殺してもらいます。その殺す人をキラー、殺される人をエスケーパーと名付けます。エスケーパーはキラーから殺されないように逃げてください。エスケーパーはキラーを殺せば勝ちで、キラーは自分以外の全員を殺せば勝ちです。勝った者はここから出してあげましょう。そして、ここは演劇の世界です。お前らが欲しいものはなんでもだせます。それでは説明はここらで終わりにして、ゲームを始めましょうか...さてどんなゲームが見れるか楽しみですね...」
栄「あれ...俺らは...なんで...」
俺は館の真ん中で寝ていた。地面にはカーペットが引いてあった。周りを見ると、今智恵も起きたようだ。
智恵「確か...純介君の噂で恐怖の館に来て...それで...」
梨央「あれ...ここはどこ...私は誰...あぁ!私は宇◯◯ヒカルか!」
村田「違うでしょ...」
稜「んん?ここはどこだ?そんで俺は...あぁ!俺は山◯◯人か!」
栄「日本の超人気イケメン俳優!」
美緒「あれ...先輩たち...どうしたんです?」
健吾「確か、俺たちは...館に入って...!」
栄「あぁ!二人と違って後輩はちゃんとしてるな!」
梨央「えへへ...」
紬「紬が起きないけど...大丈夫?」
栄「紬!おーい!起きろ!」
紬「なんだよ...もう少し寝かせてよ...」
稜「あ!あんなところにUFO!!」
紬「え?どこどこ?見たい見たい!」
栄「やっと起きたか...」
智恵「それで...なんかキラーだとか...エスケーパーだとか言ってなかった?」
健吾「それって...私たちの誰かに殺人鬼がいるってことですか?!」
紬「館の人の話を聞いていると...そうだね...」
美緒「そんなの嫌ですよぉ...帰りましょうよぉ...」
栄「いや、でもよ...死人がでるわけないじゃないか!」
梨央「私もそう思うわ!ゲームとか言ってたし!どうせ生き返れるわ!」
美緒「副部長...すごい死亡フラグですよ!それ...」
梨央「そうかしら?まぁ...ここを出ましょ!」
美緒と梨央が扉を開けようとする。
───が、開かない。
梨央「なっ!開かないわ!閉じ込められてる!」
稜「そんなことないだろ?って本当だ!」
健吾「俺たち...閉じ込められたってことですか?」
梨央「そ...そうね...とりあえず2人でペアになってこの館の中を探索して見ましょ!」
智恵「どういうペアにするの?」
栄「一年生は必ず二年生とつくことにしてくれ!生憎オカ研には3年生がいないからな!」
健吾「じゃあ...稜先輩と一緒にペアになります!」
美緒「じゃあ私は智恵さんとペアになります!」
紬「残ってるのは...私と部長と副部長か!」
栄「じゃあ梨央は俺と一緒に組まないか?」
梨央「べ...別にいいわよ?」
稜「栄と梨央、ラブラブー!」
梨央「うるさいなぁ...」
紬「って、あれ?私一人?寂しいよ!寂しくて死んじゃうよ!」
健吾「そんなうさぎじゃあるまいし...紬先輩も一緒に探索に行きません?」
栄「あぁ!そうだな!そこは3人グループでいてくれ!」
智恵「じゃあ...どこ探索すればいい?」
栄「そうだな...一階を紬たちのグループで、それ以外は2階だな!」
梨央「でも暗くてライトがないわ?」
栄「そういや...演劇の世界だから欲しいものはなんでも出せるとか言ってなかった?」
梨央「懐中電灯が欲しいです!3つ欲しいです!」
紬「本当にそんなんで手に入るの?そもそも演劇の世界って...」
梨央が、懐中電灯を3つ持ってくる。
梨央「みんな!出てきた!」
紬「あったの?演劇の力すげぇぇ!!!」
栄「それじゃあ!出発だな!」
こうして、俺と梨央は探索を始めた。俺は懐中電灯を持っている。
栄「特に...ここにはなんにもないなぁ...」
梨央「池本くん!あれっ...騎士じゃない?」
栄「うわっ!本当だ!こっちはデ◯◯ーランドでありそうな格好してる!」
梨央「こっちには...鏡?ここはなんの部屋なn...」
智恵「きゃああああああああああああああああああああああ!」
栄「今のって!」
梨央「智恵さんの悲鳴よ!」
俺達が、叫び声の聞こえた方に行くと、智恵が尻餅をついて半泣きでいる。美緒はその場に倒れている。
智恵「栄...急に美緒さんが倒れて...」
栄「そんな...キラーが...」
紬・健吾・稜がこちらに走ってくる。梨央は、脈をとっている。
紬「どうしたの!って美緒?!」
梨央「もう...遅いわ...止まってる...」
健吾と梨央・智恵が泣き出してしまう。そして、稜と紬は驚きの表情を見せている。
そんな中、俺は考え事をしている。
周りに血痕もないし、首を絞めたような痕もない。すなわち、変死体だ。
紬「とりあえずみんな...美緒から離れて...」
俺以外は、美緒から離れる。
栄「俺らに指紋をとることはできないからな...離れなくていいし、一回のさっきまでいた大広間に運ぶぞ...」
大広間の真ん中に美緒は横たわっている。もちろんもう死んでいる。
栄「梨央と智恵は美緒の体に傷痕がないか探して来てくれ!」
智恵・梨央・美緒ははける。
紬「ねぇ...なんで美緒は死んじゃったの?」
栄「変死体だった...外傷がないんだ...流血もなかった...怪我がなかったんだ!」
稜「じゃあ...内側からってことなのか?」
健吾「内側?どうやって?」
栄「俺たちが倒れてた間に薬を飲まされたり...だが、毒なら美緒より梨央の方が小さいから梨央の方がはやく倒れるはずだが...」
紬「じゃあ...なんで?」
話し合いをしていると、智恵が戻ってくる。
智恵「体に傷は確認できなかったわ!えっと...私は殺してないからね!」
栄「美緒の死体はそこにおいて置いといて梨央を呼んできてくれ...」
智恵「わかったわ!」
智恵は梨央を呼びに戻っていく。
稜「栄!何かわかったのか?」
栄「いや...わからない...オカルトで身につけた推理でも無理だ...」
智恵は梨央を呼んで戻ってくる。
梨央「キラーは誰か...探さないと...」
栄「まずは、智恵!探してるときどうだったか教えてくれ!」
智恵「わ、私は殺してないわよ?!私を疑っているの?」
栄「疑いたくはないが...一緒に行動していたからな...当たり前だ!」
智恵「えっと...確か...」
***
智恵が懐中時計を持っていて、後ろには美緒がいた。
智恵「ここは...トイレね...水は...うえっ、腐ってる!」
智恵はマジマジとトイレの中を見ている。
智恵「すごい汚れてるわね...ねぇ!美緒どうおm、きゃあああああああああああああ!」
美緒の方を見た時には、美緒は倒れていた。
***
智恵「って感じだったわ。私は悪くないからね!」
栄「俺と梨央は一緒に部屋を探索していた!騎士を見つけたぞ!稜たちは?」
稜「俺たちは...一人一人別々の部屋を探索してた...だから途中どこ行ってたかは見てない...すまん...」
栄「それじゃあ...俺と梨央以外はみんな怪しいのか...」
紬「最も、俺らからしたら部長・副部長がグルって可能性も考えられるけどね?」
栄「だが、キラーは一人って言ってただろ?それはない!」
紬「あぁ...そうか...栄と梨央は安全なのか...」
梨央「えぇ...そうね...」
推理が難航する中、紬が口を開く。
紬「あ...あの...ちょっと私、トイレに行ってきていい?もう...限界で...」
栄「あぁ!どちらかというと一人の方が安全だな!」
梨央「私達は紬が帰ってくるまで動かないわよ!」
紬「それじゃあ、行ってくるわ...」
紬はトイレに行く。
智恵「美緒...ごめんね...犯人をとっ捕まえてやるからね...」
栄「あぁ...美緒のためにも頑張らないとな...犯人探し...」
稜「紬、トイレ長くね?ちょっと心配になってきたぞ?」
栄「それじゃあ...見に行くか?俺と稜で」
稜「え、俺も行くの?キラーじゃないってわかってる栄だけでよくね?」
栄「橋本がキラーだったら俺は殺されちゃうじゃないか!」
稜「そうか...なら行こうぜ!」
栄「あ、喉も乾いたから、梨央と智恵はお茶を入れてくれ!」
梨央「わかったわ!」
稜「それじゃあ...行こうぜ!」
俺達はトイレに移動する。
栄「ここがトイレか...」
俺はトイレを3回ノックする。
栄「おーい!紬!いるか?おーい!」
稜「ドア、開いてるぞ?」
稜がトイレのドアを開ける。中には───
紬が倒れていた。
栄「───ッ!紬!おい!紬!」
智恵と梨央はお茶を淹れている。
梨央「とりあえず、みんな紅茶でいいわよね?」
智恵「えぇ!それでいいと思うわ!」
二人でティーカップにお茶を入れる。
梨央「よし、これで人数分入ったわね!持っていきましょ!」
梨央と智恵は大広間に紅茶を持っていく。健吾は、椅子に座って寝ていた。
梨央「あらあら、健吾、疲れちゃったのかしら...」
智恵「健吾!紅茶できたよ!」
栄と稜が戻ってきた。
栄「紬がトイレで死んでいた...死体に損傷はなかった」
梨央「紬も?A一人だったのに?!」
稜「俺らが見つけたときはもう...」
栄「健吾にも言わないと...健吾起きろ!」
俺は健吾を揺さぶる。も、健吾は起き上がらない。
栄「もしかして...健吾も...あぁ...もう遅かった...」
梨央「えぇ?」
梨央は、素っ頓狂な声を出す。そしてまたもや梨央と智恵は泣き出す。稜は必死に涙をこらえている。
栄「お前らは二人でお茶を入れていたんだろ?」
梨央「えぇ...健吾くんは一人だったわ!」
栄「それじゃあ俺らはみんなアリバイがあるじゃないか...」
稜「誰かがくると予想して最初から設置しているとするなら?」
栄「そうか...トイレだ!トイレの探索をしたのは誰だ!」
智恵「トイレ...トイレは私よ...でも、私は違うわ!」
栄「でもよ...これができるのは智恵しかいないんだよ...それに、トイレじゃなくても他にトリガーがあるとするのならだ。例えば、{5秒以上目を合わせれば殺せる}とかならどうだ?それなら、美緒も健吾も殺せたんじゃないか?」
智恵「嫌だよ...私じゃないよ!」
栄「俺だってよ...仲間を疑いたくなんかねぇよ!キラーならキラーって言ってくれれば認めてやるから教えてくれよ!」
智恵「キラーなんかじゃ...ないよ...それに...外傷がないのにどうやって殺すの...」
栄「智恵じゃないのか...じゃあそれを信じるよ!信じてみるよ!疑ってごめんな!こんな俺らを嫌いにならないでくれ...」
智恵「私に謝るのはいいから、みんなはなんで死んだの?!」
栄「わからない...でも共通点は外傷がないことなんだ...」
稜「外傷がないなら、やっぱり毒薬なのか?」
栄「薬も一理あるかもな...それじゃあ次に死ぬ可能性が高い人を考えるか...アレルギーがある人はいるか?あるならそれが何か教えてくれ!」
梨央「私はハウスダストだけね...あと花粉症!」
智恵「私は蕎麦アレルギーだけ!」
稜「俺はアレルギーはないぞ!」
栄「それじゃあ...次に死ぬのは俺なのか...」
智恵「なっ...なんで?」
栄「体が大きい分、毒の周りが遅かったかが、俺はアレルギー反応が強い体質なんだ」
梨央「それじゃあ....もしアレルギーに引っかかれば...すぐに...嫌だよ...」
栄「落ち着け!まだ、俺が死ぬって決まったわけじゃない!」
梨央「じゃあどうすれば...」
栄「やっぱりよ...犠牲を最小限にするにはキラーを見つけないとだめなんだ...」
稜「待って!薬ならキラーなんていないんじゃないか?」
栄「あぁ!なんで気づかなかったんだ俺は!俺らは最初みんな眠っていたんだから薬を飲ませられないじゃないか!」
智恵「誰かが寝たフリをしてた場合は?」
栄「じゃあ、キラー殺すってどういうことだ?解毒剤を飲むのと殺すのは違うだろ?第一俺らは殺す道具を持ってないじゃないか!」
梨央「それは...出せるじゃない!ここは演劇の世界よ!包丁だって、拳銃だって願えば出せるわ!」
栄「出したところで誰がキラーかわからないだろ!」
梨央「一人一人殺していけばいいの!それならどちらかが勝つわ!」
栄「梨央...お前がそんなサイコパスだなんて...」
梨央「でも、それが一番手っ取り早いわ!一番の解決策よ!」
栄「でもよ...それじゃあよ...ゲームマスターの思う壺じゃないか...負けるなよ...ゲームマスターなんかに狂わされたくねぇよ...もっと前の梨央はみんなのことを考えて最善案を出していたはずだろ...だから、そんな考え方するなよ。俺ら...仲間だろ?」
梨央「ごめんなさい...私が間違ってた...第一の目的はもう誰も欠けずにでここを出ることよね!」
栄「戻ってくれたか...俺の好きな梨央に...」
栄「なっ!好きって!何言ってんの?!」
稜「お二人がラブラブなところ悪いが、結局キラー誰なんだ?」
智恵「そうよ!黙って聞いていれば二人でイチャイチャイチャイチャ、こんなところに来て愛の告白なんかバカみたい!リア充は嫌われるわよ!」
栄「そうか、すまないな...」
梨央「そんじゃ、これから殺すのはキラー一人だけで生きて帰れるのは3人ってことね」
稜「本当にもう!キラーは誰なんだよ!」
***
紬はトイレに行く。
紬「トイレはここだね!早めに済ませて帰ろっと!」
紬は便蓋を開ける。その瞬間、紬は倒れた。
***
大広間には、健吾と梨央と智恵がいる。
梨央「それじゃ!お茶を入れましょうか!」
智恵「健吾はここに残ってる?それとも一緒にくる?」
健吾「あー...俺はここに残ってます!」
梨央「わかったわ!じゃあ行きましょう!」
梨央と智恵は紅茶を淹れに行く。
健吾「はぁ...こんなところ来なければよかった...」
そのまま、健吾は死亡した。
***
大広間には俺と稜・梨央・智恵がいる。
栄「あぁ!なんかヒントが欲しいなー!全然推理できないぜ!」
稜「やっぱり...智恵なんじゃね?」
栄「でも智恵じゃ、健吾が死んだ理由がわかんねぇじゃん!梨央と一緒にいたんだろ?」
稜「そーいや、喉乾いたまんまだからお茶入れてくれない?」
梨央「わかったわ!智恵!行きましょ?」
智恵「わかったわ!」
梨央と智恵は紅茶を淹れに行った。
栄「はぁ...それで、稜は誰だと思う?」
稜「俺か?俺は...智恵が怪しいと思う...」
栄「だよなぁ...俺もそう思うんだよ...そうじゃなければいいのにな...」
稜「でもよ...候補はそれしかいないぞ?もう殺しちゃおうぜ?智恵!」
智恵「そんな...そんな風に思ってたのね!やっぱり私を犯人扱いするんでしょ?!」
俺らの後ろに、智恵がいた。話を聞かれていた。
稜「なっ...聞いてたのか?」
智恵「もう...みんな信用できないよ!みんな私を責めるの!どうして私がキラーにならないと行けないの...」
栄「ごめん...智恵...俺だって疑いたくないんだ...でも...」
智恵「そんな綺麗事並べてないで、本当はどう思ってるのか教えてよ!」
栄「お前が怪しいと思ってる...ごめん...」
智恵「知ってた!どうせ私が汚れ役を着るんでしょ!もういいわよ!それで!」
梨央が紅茶を持って入ってくる。
梨央「紬と健吾がなぜ死んだのかの方が今は重要じゃない?」
栄「そうだよな!健吾は...ここにいる誰かとは接触せずに死んだ!」
稜「トイレで死んだ橋本は、智恵が何か細工したとしたとしか思えな...あ!」
栄「何かわかったのか?」
稜「俺!今回のトリックがわかってしまいました!キラーは...村田です!」
智恵「まぁ、どうせ私を疑うんでしょうね?でも、まぁ根拠が気になるから教えて?」
稜「まず、トイレの探索前に美緒を殺します!それで、トイレに罠を仕掛けたあと、悲鳴を叫びます。すると、紬と美緒が死んだ理由はできる!残りは健吾の死んだ理由です!それは...毒のお茶を飲ませるのです!」
梨央「毒のお茶?どうやって?」
稜「それはもちろん、紅茶のフリをして、毒入りのお茶を渡すのだ!どう?あってる?」
梨央「まず、外傷なく殺した理由にならないし、トイレに仕掛けた罠ってなに?それに毒のお茶を渡すって、私が見てる限りではそんなことしてなかったわよ?」
智恵「それじゃあ、殆ど根拠なしじゃん!」
栄「安倍が毒なら、智恵にも無理矢理毒を飲ませることもできるのか...」
智恵「だ・か・ら!毒じゃない!ってさっき栄自身で言ってたでしょ!」
梨央「それに抵抗した後がなかったから違うわよ!」
栄「抵抗せずに、かつ傷もないなんてじゃあどうやって殺すんだ?」
稜「ふぁぁぁぁ...眠くなってきたぞ...今日はもう寝ようぜ?」
栄「そうだな...眠いと頭働かないしな!布団の代わりになるもの探してくる!」
稜「俺も行くぜ!」
俺と稜は寝具を探しに行く。
***
梨央「智恵さん?本当にあなたはキラーじゃないんでしょ?」
智恵「えぇ...梨央さんも私のこと疑うのね...」
梨央「しょうがないわ...こんなところにいたらみんな疑心暗鬼になってしまうもの!」
智恵「それでもさぁ...みんな私に集中砲火するからさぁ...私は辛いよ!」
梨央「そうね...疑ってごめんね...謝ってどうにかなる問題かどうかわからないけど、」
智恵「もう、いいわよ!」
栄が戻ってきた。
***
俺は、下にいる2人にベッドがあった報告をする。
栄「向こうに寝れそうなベッドが3つあったから来い!」
梨央と「3つ?それじゃあ一人分足りないわよ?」
栄「俺はここのソファで寝るから大丈夫だ!2階の階段の上に稜がいるから!」
梨央「ていうか、ここは演劇の世界らしいから布団を出せばいいんじゃない?」
栄「梨央、お前は天才か?」
***
次の日。
大広間には、智恵と梨央がいた。稜が降りてくる。
稜「おはよー...」
稜は大きなあくびをしている。
梨央「あくびなんかして...眠いなら寝てきなよ」
稜「まだ池本は寝てるぜ!あいつ一年の頃行ったキャンプの時も朝はずっと寝てたし、」
智恵「え、そんな寝てるの?毎日登校の時何時に起きてるんだろ?」
稜「さぁな?あいつお母さんに叩き起こされてそうだな!」
梨央「あー...ありそう...」
稜「でもよ、寝てる間にキラーが殺さなくて...あ!」
梨央「栄が...死んでるかも!」
智恵「行かなきゃ!」
3人は栄のいる寝室に移動する。
が───
稜「なーんだ!ただ寝てるだけか!戻ろ戻ろ!」
3人は、すぐに大広間に戻ってきた。
稜「全く、紛らわしい奴だな!」
梨央「まぁ...死んでなくてよかったけどね...」
稜「寝てる間にキラーが動かなかったってことは、よかった。うん!」
梨央「それは、自己満足じゃないの!推理してよね!推理!」
稜「あはは...ごめんごめん...」
すると、栄が起きてくる。
***
朝ドタバタと騒ぎがして、目が覚めた。俺は大広間へと移動する。
栄「おはよう...あぁ...眠...」
梨央「あ、寝坊助が起きてきた。
栄「なんで寝坊助なんだよ!って...説得力はないか...そんで誰も死んでないか...」
梨央「目覚め直後の頭は覚めてますか?」
栄「いや...全くもって駄目だ!考えられん!コーヒーないの?コーヒー!」
梨央「わからない...けど、なんか飲み物とってくるわね!食事はなかった!」
栄「え゛!食事ないの?」
智恵「えぇ...昨日見たけどなかったわ!コーヒーもないと思う!」
栄「じゃあしょうがない...紅茶でいいや...」
梨央「そんなわがまま言うなら自分でいれたら?!偉そうに口聞いて!」
智恵「そう言われて見れば!私たちはあなたのメイドや奴隷じゃないの!」
栄「へぇへぇ...そんじゃ自分で入れますよ...」
俺は紅茶を淹れに行く。
***
梨央「って言っても...栄がいなくなると推理がはかどらないわね...」
智恵「そうね...私たちなんかと全然違うからね...成績も...知識も...」
稜「誰も死んでないってことは、キラーも寝てたってことだろ?」
梨央「みんなそうじゃないの...」
***
俺は紅茶を淹れる。部屋の照明は付いていない。だが、仄かに明かりが光っている。
栄「紅茶しかないのか...目にくまができちまったぜ...って、この部屋の電気はついてないのに...何故!」
俺は咄嗟に上を向く。気が付いた。そういう事だったのか。
栄「あぁ...演劇の世界を表現してるじゃないか...そういうことか!」
俺はみんなの所へ戻った。
俺は3人がいる部屋に移動する。
栄「おい!みんな!ここから出る方法がわかったかもしれない!」
稜「本当か?」
智恵「もう誰も死なないの?」
栄「あぁ!キラーが暴走しない限りはな!」
梨央「それじゃあ、差の案を聞かせて!」
俺は椅子に腰掛ける。
栄「それじゃあ、みんなに質問をしたい。なぜ、ゲームマスターは演劇の世界と言ったと思う?」
稜「何でも出せるからじゃないか?」
栄「それなら夢の世界や、自由な世界でいいだろう!」
梨央「てことは...演劇にしかないところに犯人がいるってことかしら?」
栄「That's right!じゃあ、演劇に必要不可欠なものは?」
智恵「役者と...観客かしら?」
栄「役者は俺らと考えてくれ!」
梨央「観客は...あ!ゲームマスターだ!」
稜「演劇には、台本も必要だよな!」
栄「あぁ!俺らは役者だから、劇の内容に沿って進めないといけない!」
梨央「それじゃあ...私達が劇の内容を変えれば、いいってことね!」
栄「みんなで台本を探すぞ!」
智恵「でも、台本なんてどこにあるの?」
稜「演劇なんて見に行ったことねぇよ...」
梨央「台本ならもしかしたら袖にあるかもしれない!」
智恵「袖?袖って服の?」
梨央「違うわ!簡単に言うと役者たちが場に出入りするところよ!」
稜「あー...なんか横の?」
梨央「そう!そこよ!」
栄「それじゃあ、俺は向こうのを見てくる!」
俺は大広間の外───激風に言えば、俺は下手を3人は上手を探す。
智恵「もしかして...これかしら?」
智恵が台本を持っていた。
栄「中身を見てくれ!最初はなんて書いてある?」
智恵「えぇっと...{7人はその場に倒れている。一人目と四人目が起き上がる。一人目「あれ...俺らは...なんで...」四人目「確か...キラーの噂で恐怖の館に来て...」}って...」
栄「よし!それだ!」
俺達は大広間───否、舞台上に戻ってきた。梨央はペンを持っている。
梨央「よし!それじゃあ書き変えるわよ!」
栄「どこかに書けるスペースはないか?」
梨央はテーブルに台本を置き、中身を見る。
梨央「あ、少しだけ空白の場所があったわ!なんて書けばいい?」
栄「とりあえず...4人はキラーについてヒントを貰う。 って書けばいいんじゃね?」
梨央「え...誰かわかる とかじゃないの?」
栄「だってよ...推理したいじゃんか...」
梨央「わかったわ...」
梨央はペンで「4人はキラーについてヒントを貰う」と書く。
梨央「これでいい?」
栄「あぁ!それでいいぞ...」
すると、俺の頭の中に「鏡」という単語が出てくる。
智恵「なんか急に...頭の中で単語が...」
稜「俺もだ!」
梨央「私も...なにが鏡なのかしら...」
栄「ヒントは鏡ってことか...よし!鏡を集めよう!」
俺達は鏡を集めに行った。
まぁ、演劇の世界だから鏡は楽に集めることが出来る。
栄「演劇の世界だから、鏡は用意できるぞ!」
梨央が戻ってくる。
梨央「これ!2階にあったやつ!」
俺達は、集めた鏡を机に置く。
稜「鏡でなにをするんだ?鏡...鏡...」
稜は、鏡を手に持つ。
栄「あ...わかったかもしれない...」
智恵「え、なになに?教えて?」
栄「一つ智恵に聞いていいか?」
智恵「なに?私はあんまり推理は得意じゃないわよ?」
栄「美緒が死んだとき、上の電気はついていたか?」
智恵「電気は...ついてたわよ?」
栄「今もついてるし、美緒は死んでないから、上の照明じゃないか...」
梨央「あー...演劇には照明が必要ものね!」
栄「BGMは流れてたしな...残るは...ピンスポか...」
智恵「ピンスポってなに?」
栄「一人を照らすためのライトだ!あ!そういうことか!」
梨央「あー...私もわかったわ!鏡は反射のためなのね!」
栄「みんな!ピンスポの光には当たるんじゃない!」
稜「なんだかわからんがわかった!」
ピンスポがその場を照らす。
栄「みんな椅子の後ろに隠れろ!」
俺・梨央・智恵はソファの後ろへ隠れ、稜は個別の椅子の後ろへ隠れた。
栄「ピンスポの光に当たった人が多分殺されるんだ!」
梨央「それじゃあ、ここから動けないわ!」
栄「いいや、逆だね!これはチャンスなんだ!」
稜「ど、どういうことだ?」
栄「光に当たれば、キラーも死ぬんだ!」
智恵「鏡は全部私達の方を向いてるわ!」
梨央「でたら、確実に光に当てられるわ!」
栄「やべぇ...結構ピンチだ...」
稜「えぇい!もう光とか知るかよ!」
稜は、鏡を持って立ち上がる。
稜「お、鏡で反射させると光に当たっても大丈夫かもしれない!」
栄「条件は光の全体を体に当てるのか...鏡をこっちにわけてくれ!」
なんで夜寝てる間狙われなかったのかがわかった。布団で体が隠れるからだ。
稜「おうよ!」
稜は、鏡で隠しながら、俺達に鏡を渡す。
梨央「よし、これで、ピンスポの人を倒せるわ!」
栄「智恵、梨央!今から言うことをやってくれ!」
俺達は小声で作戦を話す。その間、稜は囮で光を避ける。
梨央「やればいいのね!わかったわ!」
智恵「でも...そんなことできるの?」
栄「きっとできるから、頼む!この仕事はお前らに頼む!」
稜「俺はどうしたらいい?池本!頼れるのはお前だけなんだ!」
栄「稜はこのまま囮になっていてくれ!」
梨央と智恵は大広間を出る。そして、ピンスポ以外の照明が消える。
稜「うわ!電気が消えた!」
栄「これでピンスポ以外の光はなくなった!これで見やすくなる!智恵はそこで隠れてろ!」
稜「うお!結構ギリギリだった!いつまで囮をしてればいいんだよ!」
栄「もう少しだけ耐えるんだ!もう少しだけ!」
俺も鏡を持って、前に出る。すると、ピンスポは二人を追いかける。が、稜は鏡を落とす。
稜「やべっ!鏡落としちまった!」
栄「かがむな!右に飛べ!」
稜は右にジャンプした。一方、ピンスポは床に光を当てる。
栄「ソファに隠れてていい!囮は俺が引き受ける」
稜「ありがとう!栄!」
ピンスポが不意に消える。
梨央「ピンスポを捕まえたわよ!池本!」
ピンスポ「なんで...なんでバレたんだ...」
栄「智恵!電気をつけていいぞ!」
照明が付いた。梨央は真ん中の道を純介を引きずりながら下ろしてくる。
栄「って...犯人純介だったの?」
純介「そうだよ!ここから出れないじゃないか!クソがよ!」
梨央たちは大広間───舞台に戻ってくる。
栄「純介を取り押さえてくれないか?智恵!手錠をなんこか持ってきてくれ!」
智恵は手錠を持って場に出る。
栄「こいつの手と足を縛って...これで逃げられないな!」
智恵「全く!あんたのせいで私殺人犯呼ばわりされたんだからね?わかってんの?」
稜「しかもみんなのことを殺しやがって!許せないわ!」
梨央「栄!純介のことどうやって殺すの?包丁でズタズタにする?」
栄「いや、光で殺すよ...痛いのは可哀想だろ?」
智恵「池本は優しすぎるのよ!こいつのせいで3人も死んだんだよ?」
純介「俺だって殺したくて君たちを殺したんじゃないんだ!館の主に命令されたんだ!君たちのことを全員殺したら出してくれるって言ったんだ!ほんとだよ!信じてくれよ!」
栄「信じてやるよ...ルールはそれで正しいんだ...すまない...殺し合いに参加させてしまって...本当にすまない...」
稜「それじゃあ...純介のことを殺すぞ?俺がやっていいか?」
栄「稜、それだけは駄目だ!お前らの手は汚せない!部長の俺が責任を持つ!」
俺はピンスポまで移動する。「観客」───否、これを読む読者と目が合ったような気がする。
栄「みんな部屋の外に出てくれ!光が当たるかもしれない!」
稜・梨央・智恵の3人は部屋から出ていく。
純介「死ぬのはやだよ...怖いよ...」
栄「さよなら...純介!」
俺は、純介にピンスポの光を当てる。純介はその場に倒れた。
館の主「ゲームクリアおめでとうございます。君たちが最初のゲームクリア者です。生き残った4人は約束として、出してあげましょう。時はこの館に入る前に戻ります。残るのは記憶だけです。それでは、さようなら。若く、賢い子供たちよ」
栄「ここは...外か?おい!お前ら起きろ!」
俺は目が覚めた。そこは、館では無く館の外であった。俺達は脱出したのだ。
梨央「外に...出れたのね?やっと...」
稜「あぁ...外に出れたんだ...」
智恵「でも、他のみんなはいないわ...」
栄「しょうがない...俺らが早く気づいていればよかったんだ...」
梨央「二度と出られないって...エスケーパーが勝てないからだってのね...」
稜「そしたらキラーは出てこない?」
梨央「殺人をしたキラーがそんなこと言えると思う?」
稜「そうか...言えねぇなぁ...」
栄「それじゃ...帰るか...」
美緒・紬・健吾そして、純介は死んだ。死んだのだ。俺達は殺人現場を後にした。
***
館の主「流石は栄だ。皆を導いて脱出したんだな」
館の主───否、仮面の男は一人で呟いている。
仮面の男「漂流・地震・いじめや、脱出などはもう見た。さて、次は何を見て遊ぼうか」
仮面の男は不敵に笑う。そして───
仮面の男「そうだ。{死者の願いを叶える}なんて物は面白いだろうか。ベースはこの世界にして、死者はじゃあ...こいつだ」
そこには、一人の女性が呼ばれる。
女性「あれ...ここは?」
仮面の男「今、願いを一つ叶えよう。お前は死んでいるが、生き返らせることはできない。それじゃ、何も面白くないからな」
女性「なら、弟の夢を叶えさせてください。その夢は───」
その女性は語る。
仮面の男「承知した。なら、アイドルグループを作ろうじゃないか。それじゃ、どこかのアイドルを扱う会社の社長が協力者として必要だな」
最後の10行ほどの回収は本編ラストにて。




