第101話 橋本隆貴
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栄「こいつが、純介の言ってたオタクか?」
智恵「そうっぽいわね。通報しとかないと!」
橋本「お...お前らは何者だ!」
智恵「そうねぇ...言うなら、紬の偽物かしら?」
栄「じゃ、俺はその偽物の彼氏かな?」
智恵「はぁ?違うし!彼氏なんかじゃないんだから!」
栄「そう否定する割に頬は赤いですよ、偽物さん?」
智恵「う、うるさい!」
”ガッ”
栄「逃さねぇよ?」
橋本が、その場から逃げようとすると、栄は腕を掴む。
橋本「お前ら...叫んだらどうなるかわかってるか?」
栄「誰もお兄さんの言うことなんか聞かないだろ?それに、紬の偽物さんは奥の手を持ってるらしいしね」
橋本「ちっ」
橋本は否定する。そして、智恵が呼んだ警察が来て、そのまま逮捕された。
警察官「あなた達は大丈夫ですか?」
智恵「はい、大丈夫です!ありがとうございます!」
栄「俺らも署に行って話をしたほうがいいですかね?」
警察官「いえ、そちらは斉藤さんと西森さんにするので大丈夫ですよ」
栄「は、はぁ...そうですか」
智恵「じゃ、帰ろっか!」
栄「家まで送ろうか?」
智恵「あ、じゃあお願い」
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俺のスマホに栄から電話が来る。
栄「成功したぜ!純介!」
純介「そうか、ありがとうな!」
栄「そっちは家に帰れたの?」
純介「あぁ、俺も紬もしっかり見送られたよ。それに、怪しい影はなかったし」
栄「そうか、よかった!」
純介は栄の電話を切る。
純介「よかった、成功した」
そう思うと、俺は眠気に襲われ、ベッドに倒れ込んだ。
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警察官「で、なんで殺そうとした?」
橋本「つむ様は汚されたんだ!あの男に汚されたんだ!汚れてしまったつむ様を保護しようとしたんだ!でも、つむ様はそれを拒んだ!あの小汚い男に洗脳されているんだ!だから殺すしかなかったんだ!俺がやらなくて誰がやるんだ!」
警察官は橋本の話を聞いて、少し困惑した顔をしていた。誰も橋本の考えは理解できない。
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佐藤「クソがよ。橋本の野郎、連絡しねぇじゃねぇか...駅で別れて練習場所まで付いていって、何の連絡もしないのかよ...クソが、クソが、クソが!」
佐藤は、紬のグッズばかりがおいてある自室で机を殴る。
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