第二話:MPについて
そういえば昨日の儀式みたいなのでMP見えなかったよな。
そう思った矢先、神(自称)からメールが来た。
それによればまた来週にはかるらしい。一緒にやれよ。
MPは「マジックポイント」で見れた。なお、数値は余裕で8桁はいってた(最上級の魔法で消費は100くらいで、火起こしや乾燥などの生活魔法は1)。
MPをステータス画面に入れ忘れたお詫びらしい。
これ以上上がらないと知っていてもやべえな。
また、その下に
「偽装もできるようにしているZO★」
と書いてあった。ちょっとパーリーしてんのかな。
MPは5ぐらいにしておいた。
一週間後、また教会に連れてかれた。もう他の人は聞かずにシドと話してた。途中でシドの番がきてたからそれは見た。3だった。
やっぱそんくらいか。
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「素晴らしい!」
しばらく話していると、また司祭が叫んだ。今回もヒジキ・ユカリ。200だった。ザッコ。まあ仕方ないよね。神の加護だし。
俺の番になった。
「マジックポイントオープン」
「おお、平均よりは上じゃな。」
そうなのか。
しかし、さすがは司祭、かすかに神の気を感じたのか、こう耳打ちしてきた。
「お主、隠しておるな。じゃが安心せい、誰にも言わん。」
いい人で助かった。
「ありがとうございます。」
あと9年教会には行きたくねえな。今回はいい人だったけどいつバラされるかわからん。行くとしても9年以上あと、冒険者になってからだな。
さあ、俺の普通さを誇示したところで、家でのんびりしよう。
家に帰ると、なぜかサプライズパーティーされた。
「そういえば誕生日って今日だっけ」
誕生日は前世の感覚だったから忘れていた。
俺は、思う存分パーティーを楽しんでぐっすりと眠りに落ちた。