プロローグ
真っ白な空間だ。
「なんだここ?」
と、東京都足立区に住む普通のサラリーマン岡田透は思った。
「お目覚めかな」
これはよくある転生モノの前に来る天国的なとこか。じゃあこの人は神的立場かな?
しかしそいつはバスローブを着ている。近くに風呂はない。
「君はね、死んじゃったんだ。」
そんなに軽く言われても困るな。
「そうかい?じゃあ詳しく説明しよう。」
どうやら心が読めるらしい。
自称神によると、疲れて道で倒れてしまい、それに気づかなかったトラックに引かれたらしい。
「ということで君を剣と魔法の世界に転生させようと思う。」
その世界は、レベル制だが、レベルアップでもらえるスキルやステータスは最初から決まってるらしい。
アイテムボックスみたいなのは買わないとないらしいので、お金を貯めることにしよう。
「やっぱりか。で?何か特別のものがもらえるんだろ?」
「理解が早くて助かる。」
「じゃあ、ステータスとスキルを自由に触れるようにしたい。たとえばレベルアップでステータスポイントがもらえるようになってて、もらえるポイントは少しずつ増える。また、レベル5アップ毎にスキルポイントが10もらえて、基本スキルは5ポイントでもらえて、いらなくなったらそのスキルを使用不可にすることでそのスキル分のポイントは還元され、もちろん練習でもスキルは得られる仕様ってのはどうだ」
「条件が多いな…まあ言い出したのはこっちだしいいでしょう。まあ、今まで転生させてきた奴らより遥かにマシだけどさ…数が少ないからね。サービスで神の加護あげちゃうよ。うん。」
「どうもありがとう」
「では、良い旅を〜!」
こうして俺の異世界生活は始まった。