なろうの企画・運営を悪役令嬢的に批評するエッセイ
悪役令嬢モードのドロシアさん再びエッセイに降臨。
ほほほほほ。
わたくしにはMさんというお友達がおりますの。そんな彼が活動報告においてGETUP!GETLIVE!漫才・コント大賞(以下ゲラゲラコンテスト)の批判をしているのですわ。
ええ、Mさんは4つの作品をかのコンテストに出品なさり、ゲラゲラコンテストを積極的に楽しんでいく立場であったにも関わらず。
さもありなん、ですわ。
Mさんはこう仰ってますわ。
ゲラゲラコンテストのラジオにおける発表で、最優秀という形で紹介されなかった。
サイトでのあまりにも軽い最優秀の掲示。
なろうの書き手に対しお笑いを侮辱した扱いをされている。
もう正直興味がなくなった。
企画の考えがなっていない。
この企画に参加したことが馬鹿だったと残念な気持ちだと。
コンテストに参加した方に、参加したことが馬鹿だったと言われてしまうようなことはあってはならないことだと思いますの。悲しいことですわ。
わたくし自身はこの企画に参加していませんの。申し訳ありませんが、コント・漫才への教養が深くないということもありますしね。
でも、このコンテストの顛末を見て、思うことはMさんと同じですわ。
今のなろうの企画・運営に対してわたくしも一言物申したいのです。
その内容を一言で言ってしまえば、「運営さんはやる気がおありになるのかしら?」ということと、「なろうやなろうユーザーの地位は低くあるのですわね」という2つですの。
ゲラゲラコンテストのサイトでのあまりにも軽い最優秀の掲示ということについては、みなさまもすぐに確認できるかと思いますのでお話いたしましょうか。
なろうのトップページから現在開催中のタイアップ企画のコーナーを見ていただけるかしら。
そこに漫才・コント大賞‼︎結果発表と書かれたところがありますわね。
そこをクリックする前に、少し考えてみて下さらない?
何が表示されるべきだと思います?
普通、すでに終わったコンテストであれば、結果発表のページに飛ぶのが一般的だと思いますわよね?ええ、わたくしもそう思いますわ。
ふふふ、それがですね、応募要項のページがそのままですのよ。
あらあら、ゲラゲラコンテストさまったら、昨年の10月19日に締め切られたコンテストの応募条件をまだ教えて下さるのよ!
なんて親切なのかしら!
それでね、どこにも受賞作品が書かれていませんの。
仕方ないからページの一番下、「ゲラゲラ本サイトに戻る」を押しますわよね。
そのサイトのブログ的記事、NEWSの項目の中にひっそりと、最優秀賞決定という記事がしまわれているのですわ。
ふふ、じゃあその記事を見てみますわね。
2019.12.30の記事
「GETUP!GETLIVE!漫才・コント大賞」最優秀賞決定‼︎
ですわね。
以下本文を引用しますわ。
「小説家になろう!」とのタイアップ「GETUP!GETLIVE!漫才・コント大賞」最優秀賞が決定しました‼︎
最優秀賞「ヒロイン喫茶」上村夏樹
配信の「6のゲラゲララジオ」にて受賞作品のネタを披露中‼︎(※一部改稿を加えております。)
受賞作は、「小説家になろう」サイトでご覧いただけます。
これだけですの。
厳密には、「6のゲラゲララジオ」と「小説家になろう」にはアンダーラインが引かれ、リンクが貼られていますわ。
どう思いますかしら?
わたくしは、なるほど、ゲラゲラコンテストさまは地位も高く、お忙しい方なのですわねと。なろうやそのユーザーたる下々にお言葉をいただけただけでも感謝しなくてはならないのですわねと。そう思いましたわ。
ゲラゲラコンテストさまは、たとえ定型文であっても、「多くのご応募をいただき、誠にありがとうございました」とか、「受賞おめでとうございます」という言葉すら書けるようなお立場ではないのですね。
そして受賞作は「小説家になろう」サイトでご覧いただけますとあるのですが、あらあら、なるほど。これを見た下々のユーザーに、なろう70万作品の中から1作品の受賞作をわざわざ探す機会をお恵みくださっているのですね。受賞作の「ヒロイン喫茶」へのリンクすら貼らない、「全投稿作品はこちら」とのリンクもないのですわ。
そして地位の低いなろう運営さまではまたそれをお諌めすることもできないのですわねと。
悲しいことですわ。
他にもいくつかありますの。でも、あまり長々とわたくしが語るのも申し訳ないので、一つだけにいたしますね。
公式企画ですわ。
毎年冬、なろう運営さまは冬の童話祭という企画をなさってますの。
普段は人通りの少ない童話カテゴリがとても賑わうステキなお祭りですのよ。今年は343作品がお祭りに参加されていましたわ。
さてみなさま、企画自体は終わってしまったのですが、なろうのトップページから開催中の公式企画のところに、公式企画一覧というところがございますわね?
そちらクリックしていただいて、冬の童話祭2019と2020を比べてみていただきたいのです。
2019の特設サイトに比べて、今年のものはいかがでしょうか?
正直言って、シンプル、単純、素人でも作れそうなレイアウト、有り体に言って手抜きだと思いませんこと?
ええ、実際のところ、それが良い面もありますの。
昨年より投稿作品数が増えているのです。これは、去年までの特設サイトの複雑な設定や申し込みに比べて今年の方が書きやすかったためとは思いますわ。
素晴らしいことですわね。
でも、特設サイトの1つも用意しないというのは、手抜きと言われても仕方ないことと思いますの。昨年まではそれができていたのですからね。
そして何よりわたくしを楽しませてくれるのはこれですわ。
2020のバナーをクリックしてみてくださる?
冬の童話祭2020おくりもの
応募期間2019年12/19から2020年1/15まで
「応募受付中」
ですの。
今が何月何日だと思っているのかしら?もう1月も終わりと思ってるのはわたくしだけなのでしょうかねぇ?
なろう運営さまたちはまだ新年のつもりなのでしょうか。
はぁ、時代にとり残される前に時計の針を進めていただきたいと思いますわ。
では皆さま、ご機嫌よう!
良き『1月28日』を過ごして下さいませ!
以下追記
あら、あらあら。
ちゃんとなろう運営さまにわたくしの言葉が届いたのかしら。
冬童話2020のバナー下、『応募受付中』はちゃんと『終了』にしていただけましたの。
ゲラゲラコンテストもそれよりおくれてではありますが、リンク先が結果のページになりましたのよ。
ふふふ、お声掛けしたかいがありますわ。
わたくしのパトロン(筆者)もなかなか面倒な方ですが、なろう運営さまにはこれからも宜しくお願いいたしますわね。
では改めて失礼いたしますわ、みなさまご機嫌よう!
感想返しはしません。
運営さんがどう思ってるかは聴きたいところですが、これを読んで、せめて冬童話2020のバナー下くらいは直していただければと思いますけどねー。