大事にされたいものたち!
僕らは、僕たちを買った人たちに大事にされたいものだ、、、!!!
人間ときたら、、、?
買ったら買ったで! タグを付けたまま、ずっとタンスの中にしまいぱなし!!!
ホコリまみれのまま、使われずに記憶から忘れられる、、、。
もしくは、、、?
買って使ってくれるのは嬉しいけど、、、?
大事に扱ってくれないから、キズや汚れ、割れたり壊れたりしてるよ!
【もっと! 大事に使ってよ!】
僕たちは、人間にそう言うのだけど、、、?
僕たちの声は、届いていない......。
▼
『もぉ~しょうちゃん! ちゃんとオモチャを使ったら、、、?
おもちゃ箱になおしなさいって言ってるでしょ!!!』
『・・・分かってるよ! 後でなおすから、、、!』
『ダーメ! 今なおしなさい!!!』
『・・・分かったよ。』
・・・そう言って、しょうちゃんは乱暴に僕を持ちあげると、、、?
おもちゃ箱に、ポイっと投げて入れたんだ、、、!
【イタタタタッ、なんて! 乱暴なやり方なんだよ!】
*
『ママーー! ちゃんと、なおしたよ!』
『偉いわね! やれば出来るじゃないの!』
『まあね!』
僕は、こんな扱い方だから、毎日どこかしらに、キズが体のあちこち
についているよ!
僕だけじゃない!!!
僕と同じように、この家に買われてきた仲間たちも一緒だ、、、!!!
僕たちは、みんなで話すんだよ、、、!
【しょうちゃんの、あの乱暴な扱い方はどうにかならんかね、、、?】
【無理だよ! しょうちゃんは、ああいう性格なんだ!!!】
【ほら? 見てくれよ! 今日も、ココにキズができたよ!】
【ボクもだよ!】
【・・・わたしも!】
【本当に、大切に扱ってほしいわ!】
【ワシもそう思うが、どうにもならんな、、、!】
【まあ、捨てられるよりはいいよね!】
【ママは、ちゃんとわたしを大切に扱ってくれるわよ!】
【ママはいいな~! 俺も大事に使ってくれるよ! 今日も、ブーンと
部屋中に俺を使ってくれた後、きれいに俺を拭いてくれたんだよ、、、!
それと! 最後にこう言ってくれるんだ! 【今日も、ありがとう!】
ってね! ママ大好き!!!】
【ワタシは、ママの体をきれいにしてあげたい! ママはね! 湯船に
浸かるのが好きで、 ワタシは、ママの鼻歌が大好きだわ~!】
【ぼくは、パパ派だな~! パパは、毎朝ぼくに、コーヒーを入れて!
時間をかけて飲んでくれるよ! 美味しいコーヒーをパパが飲んでくれ
る時が、ぼくの至福の時かな!】
【でもしょうちゃんは、パパとママの血を引いてるのに、、、! なんで
あんなに乱暴なのか、、、?】
【ひょっとして、、、? 二人の子供じゃないんじゃないか!?】
【そんな訳ないよ! みんなも見ただろう! しょうちゃんの赤ちゃんの
時の、二人の顔! あんなに嬉しそうに二人が笑ってるところを見たこと
がないよ!】
【まあね!】
▽
次の日、、、。
僕は、相変わらず! しょうちゃんに乱暴に扱われていたんだ、、、!
しょうちゃんが、僕をこの日も乱暴に扱って、、、!
僕の足が取れちゃったんだよ!
・・・その時のしょうちゃんは、僕を見て! わんわん泣いてしまった!?
『ママー! ママー! 大変だ!!! 僕のオモチャが壊れちゃったよ~!』
『えぇ!? どれどれ? 本当ね! それじゃ、新しいオモチャを買ってあ
げるから! このオモチャは、もう捨てなさい、、、!』
『嫌だ! 僕はこのオモチャじゃなきゃイヤなんだ!!!』
『・・・しょうちゃん、』
『今度は、大事に扱うから! どうにかして僕のこのオモチャをなおしてママ!』
『いいわ! このオモチャを買ったお店で聞いてみるわね!』
『うん!』
その後、、、。
涙をぽろぽろと僕にこぼしながら、しょうちゃんはこう言ったんだ、、、!
『もう! 絶対に乱暴に扱ったりしないから! ずっとずっと僕の傍に
いて! 君は僕の大切な友達なんだよ!』
【しょうちゃん、、、。】
僕の方が、泣けてきたよ!
しょうちゃんが、そんな風に僕を見てくれていたなんて、、、!
正直、思っても見なかったから、、、。
*
僕は、無事にオモチャ屋さんでしっかり壊れた足をなおしてもらったんだ!
数週間後には、またしょうちゃんの家に、、、。
『わーい! 僕の大事なオモチャがかえってキーーターーー!!!』
『良かったわね! 今後は、大事に扱うのよ!』
『うん! 分かってるって、、、!』
あんなに、乱暴に扱うしょうちゃんだけど、、、?
僕に対しての愛情がみえたから。
僕は、しょうちゃんが大嫌いだったけど、今は好きになったよ!
大事にされたいけど、、、?
飽きられて捨てられるのは、もっと辛い!!!
【これからも、ずっとずっと一緒にいようね! しょうちゃん!】
最後までお読みいただきありがとうございます。




