五話 貴様見ているなと紅魔と天狗と
んんwwwwwwww
なんか頑張ったら3000文字行ったンゴ
僕やればできるんだなと、えぇ。
なんだか、最近視線を感じる。
それも、全てを、なにもかもを見られているような感覚。
しかし、どこから、どのように観られているかが分からない。
3次元から2次元への干渉のように。
見守るように、見定めるように。
なにも、感じていないように。
俺を盗み見ているのに、安全を約束されているように。
とても、不愉快で、それでいて、逆らえないような。
絶対的、なのに弱々しい。
矛盾。そう、矛盾だ。
まるで、矛盾の固まり。
自分は普通に生きていると嘯き、自分を正当化しようとし、周りを騙して、欲に忠実で、
まるで、獣。
まるで、妖怪。
まるで、化け物。
…………いや、獣より、妖怪より、化け物より、なにより恐ろしいモノ。おぞましいモノ。
破壊を無意識に行い、それを普通だと思ってる。
いつか、崩壊が訪れる。そんなことすら気付かないまま。
何故、そこまでするのか、
何故、なにも分からないのか、
何故、自分が最高だと思い込んでいるのか。
何故、そこまで傲慢であれるのか。
人間だ。
俺を盗み見ているのは、人間だ。
間違いない。だって昔の俺のようなのだから。
だが、そこまで高度の能力者が居ただろうか。
いや、待て、3次元から2次元への干渉?
ここより、上の次元?4次元?5次元?将又、12次元か?
いいや、違う。もっと高い。越えられない壁……いや、そもそも世界線が違う?
別世界の高次元?
………もしかして、
俺がここを3次元だと思い込んでいるだけで
ここが、2次元なのか?
考えすぎ………なのか、それとも…………
 ̄_ ̄_ ̄_ ̄
………なんか、天都が考えている。すっごい考えている。
あ、頭抱えた。
………天都がそこまで、考えること。
キャラメル?天月?それとも、破壊衝動が押さえられないのかしら?
…最後のだけは、絶対やめてほしいけど。
取り敢えず、スキマからでる。
そして、天都の隣に座る。
天都は気付かない。
目の前で手を振ってみる。
それでも、気付かない。
……………………
頬を引っ張ってみる。
まだまだ、気付かない。
頬をつねってみる。
全然、気付かない。
……………………
天都で遊んでいると、心臓の鼓動のようにドクン、ドクン、と霊力が溢れ出てくる。
も、もしかしてバレた?
と思い、天都の顔を覗き見る。
そして、私の思考をふざけたものから、冷静な、賢者としての思考に戻す。
天都の顔は、思い詰めたような、まるで自殺する人のような顔をしていた。
「紫か。いつからいたんだ?」
と、いつの間にか熟考から帰ってきた天都が、無理をして作ったであろう笑顔を顔に張り付けて、私に問いを投げ掛ける。
「私は、さっきから居たわ。それより、天都どうしたの?貴方さっき、自殺する人のような顔をしてたわよ?」
もしかしたら、デリカシーが無かったかもしれない。
けど、聞かなければいけない気がした。
「紫………もし、ここが2次元だとしたらどうする?」
そんな事を聞いてくる天都。
答えは、決まっている。
「どうでもいいわ。それに、絶対この世界が2次元だと言うことはありえないから。…どうしてそんな事を聞いてきたのかしら?」
「あぁ………実はだな…」
天都がなにかを言おうとした瞬間。結界に揺れが生じる。そして同時に強い妖力、魔力を感じる。
そのことに、天都も気付いたようで、天都は霊力を噴出させ、空間を歪ませ擬似的なスキマを作り出す。
そして、なかから大量の霊力強化されたレンガが出てくる。
えっ、レンガ?
「あ、天都?え?レンガ?」
「あぁ。これか。」
そう言い、一つの霊力レンガを掴む。
「レンガって何処にでも沢山落ちてるからな。霊力強化すれば十分戦闘に使える。」
「へ、へぇ。」
そ、そんなモノなのかしら。
 ̄_ ̄_ ̄_ ̄
背にレンガを配置し、時計台の分針と秒針のような剣を持つ。
昔、厨二病の知り合いにもらったのだが、意外と強い。
素材は日緋色金とウルツァイト窒化ホウ素を無理矢理混ぜた、思いっきり常識から離脱した武器である。
最強装備の4個手前。
舐めプ
えー、めんど
ん?意外と強くね?
お、ちょっ
おまい天月来いよ。←今ココ
ちょっと本気出さなきゃな。
ガチもガチの大本気。
世界崩壊
参考までに言っておくと、
紫は6
界神も4
八塩は2
こんなもんかな。
あぁ、時空神とギリシャ神話の最高神と天照と魔界神と龍神と土着神の頂点が危険だから殺す。とか言って俺の事を殺しにきたときは1出して、八塩に手助けしてもらったな。
閑話休題
取り敢えず、敵の方は一杯居るもんだし殲滅するか。
面倒だけど一応ね。
紫と頷き合い、妖力と魔力が混在しているところに向かう。
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馬鹿みたいに強い訳のわからない人間。そしてこの山の麓に、いきなり出てきた紅い館。この二つの異常事態により、私の胃はマッハ。そして『天魔様からの雪月花天都及び紅い館の視察。』という胃が捩じり切れそうな命令。私を殺す気なのだろうか。………今回は椛とはたてが着いてきてくれるから、まだ良い。だけど!こんな命令やだよぉ……
「文らしくないわね。たかだか人間如きになんでそこまでビクビクしてるのよ」
「はたては知らないからそんなことが言えるのよ!むぅ………」
「あの人間の名前は雪月花天都。確か、様々な最高神6柱を倒したと、神話にありましたね。」
え、ちょ
「私達終了のお知らせwwwwwwwwwwwwww」
「文が壊れた!…ってか最高神6柱って……人間よね?化け物の間違いじゃないの?」
「化け物じゃないですかね。えぇ……はぁ……」
椛が溜め息を吐く珍しい姿をみつつ、紅い館に向かう。
来世は物言わぬ貝になりたい。
着いた。着いたからかえっていいですかね。
かえっていいですよね。うん。
天魔様も視察って言ってたし。
はぁ……駄目だよなぁ……帰ったら絶対また、送り出されるよなぁ……
しかも、このクッソでかい霊力。
隣にいる、八雲紫。
うぁぁぁあ。賢者の一人じゃないすかやだー。
「あら、天狗じゃないの。さては天魔……天都と交友関係を築こうとしてるのかしら?……まぁ、いいわ。それより烏天狗は分かるけど、どうして白狼がいるのかしら?」
いきなり、自分に話題が向いたため驚く椛。
「あ、あぁ。それなら私の能力のせいだと思います。」
せい…とか言ってるところ、椛も来たくなかったんだろう。
「…………6.7.8.………うーん…7…で充分だな。」
雪月花天都が6やら7やらと言っている。
えぇと……なにが、7なんでしょうか
「あやや……すみませんが、早く中にはいりません?」
「生意気だ」とか言われて持ってる剣で切り捨てられないですよね?
「ふんっ。やはり雑魚か」とか言われて唾吐きかけられないですよね!?
「おっと、すまんすまん。早く入るか。」
…………………………………
良かったぁ………
ってあれ?はたては?
と、考えていると、紙が飛んでくる。
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┃急用思い出しました。 ┃
┃ 姫海棠はたて┃
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はたてぇぇえええぇぇ!!!!!
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んんwwwwwwww私死んだわwwwwwwww
遡ること、3分前。
全然遡ってないジャマイカは禁句。
私は、紅魔館の門番を勤めている紅美鈴です。
なんかあまりにも、幻想郷が魔境だったので帰りましょうとおぜうさ……お嬢様に言う。
だって、なんですか!?あの頭おかしい霊力!
すると「そんな霊力だけの有象無象消してやりなさい」だと。
…………正直に言います。始めてお嬢様をぶん殴りたいと思いました。
あんなの、対面しただけで気絶しますよ!
ふぁーーーwwwwwwwwwwwwww
んんwwwwwwww私死んだわwwwwwwww
紅美鈴の受難は続く!
「続きませんから。続かせませんから!」
なんですか!
あの化け物!!
………え?そういう一言じゃない?
by射命丸文