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東方凄盗伝  作者: 《天津ノ照明神》
序章 雪月花天都
2/8

一話 天都と界神と幻想と

まぁ、変と思っても言わないでくれ。


自分が一番よく知ってるから。


あー、インフルがキツい

側に置いてある刀に触れる。


鞘からひんやりとした心地よい温度が返ってくる。


刀を持ち上げ、鞘を引き抜く。


芸術品とも言えるほど秀麗な刀身が姿を表す。


そして、僕は思う。


なぜ、人は弱いのだろう、と。


僕は、夢がある。


人の癖に強く、人の癖に僕を畏れない。


雪月花天都を殺す、という夢が。






 ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄






「紫、いつまでそこにいるんだ?出てこいよ」


「あら、気付いてましたの?」


「当たり前だろ。」


よくもこうぬけぬけと。雑魚のくせして俺が気づかないとでも?


「紫。俺を連れてくんだろ?早くしろ」


「あらあらせっかちねぇ」


うぜぇ。早く連れてけって言ってるだろーが


「まぁ、いいわ。じゃあ行きますか。私の幻想郷に」






「待ってよ。雪月花天都」


びんびんに殺気をたてながら俺に、待てと言ってくる野郎。

ビビって紫が黙っちまったじゃねぇか。


「うるせぇ。そして死んどけ。界神」


「やだな、そんな物騒なこと言わないでよ」


界神がそんなこと言ってくる。てめぇだって殺気放ってんじゃねぇか


「殺気放ってるやつが言うんじゃねぇ。そして死んどけ」


「殺気放ってても物騒なことは言ってないよ」


うるせぇな。とっとと紫の作った世界…確か、幻想郷とか言ったか?に行きてぇのに。


「揚足とんじゃねぇよカス。死ね」


「僕は死なないよ。死ぬのは君だ。」


そんな、この次元を破壊するより難しいことを言ってのける界神。


「返り討ちにしてやる。遊んでやるからかかってこいや」






 ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄






ふ、ふふっ。流石、天都。

私の目が追い付かないほどの領域で戦っている。

天都もそうだが、そんな天都相手に三分以上戦えている界神とやらも、化け物級で強い。

……まぁ、ここ天月の住民はみんながみんな揃って化け物級なのだが。

霊力は霊夢の5倍は当たり前。

妖力は私の3倍は当たり前。

まるで魔境である。なんで神聖さを感じさせる天月という名前なのか。不思議で仕方がない。


そう、諦観の境地に達していると、ナニかが吹き飛んで近くにあった山を半壊させる。恐ろしすぎる。


「雑魚が俺に突っかかってくんな。せめてもっと強くなれ。もう一度言う雑魚は突っかかってくんな。」


雑魚、と言うフレーズを好んで使う天都は今回も、台詞に2回雑魚と織り交ぜている。恐らく、相手の心を完全に折るためだろう。


「じゃあ、行くぞ。」


「どっちかと言うと、連れてけ、ですけどね」


「うるせぇ。殺すぞ。」


それが本当にできてしまうのだから怖い。


「おお怖い怖い。…さて、準備は整ったので行きますわ。このスキマを通ってくださる?」


「あぁ。」


天都が入ったのを確認したあと、私も幻想郷行きのスキマに入る。


界神の待てと言う言葉に気づかないまま。

軌狐録書かないのかだって?


やる気が出ないんだもん。しゃーないじゃん(真顔


誤字報告、感想、アドバイス等ヨロスクです

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