百発百中!?双子の占い師、ミヤとマヤ。
今回は、ちょこっとリンとミヤのいざこざあります。
「あの、ミヤさんとマヤさんっていう
双子の占い師さんに
会いに来たんですけど。
いらっしゃいますか?」
沙菜は冷静に可愛い双子に聞いた。
「お前っ、失礼だろ。」
と優真が沙菜に言った。
「えっだって…」
沙菜がそう言うと
「この双子が、占い師の…
ミヤとマヤさん…だよ。」
リンが言った。
「…?えっ…嘘っ?」
すごく不思議そうにそう言う沙菜。
「嘘じゃありません。
こちらは、正真正銘ミヤマヤさんです。」
ランも沙菜にそう言った。
可愛い双子、ミヤとマヤは、しょんぼりしていた。
「ごっ、ごめんなさい。」
沙菜は頭を下げてそう言った。
「うんん。別に大丈夫、だよ。」
と背が少し大きいマヤが、そう言った。
「あぁ、これくらい大丈夫なのだ。」
ミヤは苦笑いで、そう言った。
「それよりだ。リンリンは何で、
いつもとしゃふぁへりはしゃわちはふほか?」
ミヤがいつもとしゃと言ったときに
リンはミヤの口を押さえた。
「どうしたの?リンくん?」
沙菜が聞くと、
「うんん。何でも…ないよ。」
笑顔でリンは、そう言う。
「しゃべり方の事は内緒な。喋ったら…分かるよな?」
ミヤに小声でリンはそう言った。
「おっ、おう。」
さっきとは違い、
恐れているような様子でミヤはそう言った。
「じゃあ、早速始めてくれ。」
優真がそう言うと
突然、椅子とテーブルが出てきて
テーブルは目の前に、椅子は私たちの足元に
「そこに座って」
ミヤとマヤが、同時にそう言った。
そう言われると、皆椅子に座った。
「お前も座れ。」
優真が沙菜にそう言う。
「分かった。」
冷静なような、
驚いているような様子で沙菜はそう言いった。
沙菜が椅子に座ると、館の明かりが消え、
硝子玉が、ミヤとマヤの手から出てきて、
ドラゴンがいる場所を教えてくれた。
明かりがつくと、ミヤとマヤが、
「連れていくのだ。」「連れていって」
同時にそう言った。
「駄目だ。分かってるだろ?」
優真が、ミヤとマヤにそう言うと
「沙菜っ連れてってくれるよな」「よね?」
ミヤとマヤは沙菜にそう言った。
「いいよ!」
沙菜がそう言うと
「お前わかってるのか?」
そう言った優真は、怒っている様だった。
「何が?」
首をかしげてそう言う沙菜。
「ミヤとマヤは、命持つ硝子人形なんだぞ?」
呆れている様子で優真はそう言った。
「硝子人形?なにそれ?」
沙菜が優真に聞くと
「硝子人形っていうのは聞いてわかるように、
硝子でできた…人形なんだ。
だからもし…ヒビが入ったら、割れてしまうんだ。」
リンがそう答えた。
「それでも、二人が、
行きたいって言うなら、いいじゃん。
連れてってあげよう!」
沙菜はそう言って、ミヤとマヤの方を見た。
「ありがとなのだ。」「ありがと」
ミヤとマヤは、そう言った。
「でも、ヒビが入ったら、自己責任ね?」
沙菜はミヤとマヤにそう言った。
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