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私がSFを書く理由(2)

 私がなぜSFを書くのか?


 それは、私自身が科学者(略)。


 同じ書き出しですが、またちょっとテーマが違います。


 設定が楽ちんというのはもちろんなんですが、それ以外にも理由はあります。


 もちろん、私が書くのはすべて、人類がベース。


 地球に住む人間が明かした科学や創造した技術をベースにする物語。


 あるとき異星人がやってきて超技術を授けていきました、みたいなのは絶対に書きません。


 理論不明の滅びた超文明の遺物で云々、なんてのも絶対に書きません。


 すべて、人類が自分の力で掴み取ったものです。


 そんな話にしちゃうのはどうしてなのかと言うと。


 それは、科学と技術に対する、期待。


 人間そのものに対する希望。


 そんなものを形にしたいからなんですね。


 もちろん、現実には絶対にたどり着けないような変態的な技術を持ち出してしまうこともありますが、やっぱり設定としては、人類がそれを自ら作り出した、ってことにしたいんです。


 で、その技術によって変わっていく社会や人間関係。


 そこで起こる問題。


 それをどうやって解決していくのか?


 そこに逆転の発想の入り込む隙間でも用意しておければ完璧です(カタルシスのある「小説」を書くという意味では、ね)。


 どちらにしろ、私はこんな風に思うんです。


 人間の科学の起こしたことは、きっと人間の科学で解決できるはず。


 原発っていう話に触れるとアレルギー反応の出る人もいるかもしれませんが、あれも人間の知恵が起こしたことなら、人間の知恵が解決できるはずなんです。そっぽを向いて無かったことにするのではなく、真っ向から向き合って科学の力で解決して欲しい。私はそう思っています。


 そんな科学に対する理想論を、SFっていう物語にまとめていきたいんですね。


 この基礎テーマに沿わないものは、たぶん、SFじゃなくて全く異世界のファンタジーとして書くと思います。


 そんなものを書くこともいずれ出てくるかもですが。


 今のところは、私はSFを書いています。


つづく?

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