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財閥合資会社の無限責任社員


 無限責任。


 なんかかっこいい響きですね。



 無限責任社員。


 なんか怖い響きですね。



 うん、なんとなく思いついたから書いた。それ以上の意味はないよ。




 ちなみに私は無責任社員ですよ。


(これが言いたかっただけです)




 どうでもいいけど、無限責任社員って、下手すりゃ骨の髄までしゃぶられる恐ろしいものだと思ってましたが、なんだかだで、無限責任社員の資産状況を見て銀行も融資を考えるので、死なない程度までしか責任を負わないんですね。っていうか、身の丈にあった融資しか受けられないと言うべきか。


 逆に言えば、社員の家に財産さえあればそれこそ無限にお金を引っ張り出せるともいえます。

 戦前の三菱財閥も、無限責任社員からなる合資会社だったんですってね。『御家』と『会社』を同一視するための仕組みとしては、これ以上無い仕組みかもしれませんね。家の財産と信用=会社の財産。これを株式会社でやろうと思ったら、家の財産を一旦全部現金化して、資本金として差し入れなきゃならないわけですよ。もちろん、家督相続は株の譲渡。なんか味気ないですね。それよりも、家督を継いだら財閥としての合資会社に対して無限の責任を負う、のほうがかっこいいですね。


 ラノベとか漫画ではもう出ないほうがおかしい『超金持ちキャラ』、なんとなく『●●グループの会長一族』みたいに雑に説明されていることが多いですけど、それって、持ち株会社の取締役会の会長ってだけで、本当に富豪であるかどうかとは関係ないですよね。持ち株会社の株式の99%を持っています、とかだとしても、だからと言って大富豪的な『現金を湯水の様に浪費』って行動ができる理由にはならないわけですよ。むしろ、超大株主だからこそ、株券を安易に処分したりできませんから、生活は質素になりがち。その点、無限責任社員なら、自分のお金は自分のお金。あくまで会社の信用を後ろで支えてるだけ。会社が破綻さえしなければ、自分の持ってる全ての資産を処分してもいいわけです。ポケットマネーで原子力空母を買ったりしてもいいんですよ。



 使ってみませんか。『財閥合資会社の無限責任社員』って肩書き。


つづく?

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