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推敲遂行

 推敲について。


 今、ある原稿を「なろう」公開用に推敲中です。


 推敲って何をすればいいんでしょうか。


 明確な答えって、無いような気がします。


 誤字脱字を修正する。


 もちろん最低限ですね。


 表記ゆれや漢字仮名遣い関連の修正もこの辺でやるべきなのでしょう。



 でもそういうのって、正規表現を使った置換ツールでも使えば一発で直せちゃうんですよね、実は。


 (そんなわけで、「なろう」のwebエディタにも強力な正規表現ツールを実装して欲しいと思ってるんですが)


 やっぱり推敲で一番大切なのは、読者になりきって読むことですよね。


 一度、ストーリーのことを忘れてみて、一気に読み流す。


 たぶんその途中で、なんだかテンポがおかしいぞ、とか、あれ? なんでそんな話に? とか、そんな点が出てきます。


 やり方はいろいろあると思います。本当は、気付いたときにそこに赤ペンで「テンポおかしい」とか「話とびすぎ」とか書き入れておいて、後で修正したいのですが、PCのテキストエディタでやってるので、私は今のところその場で直しちゃいます。



 後で読み返してみると面白いんですね。


 Aさんが、「Xをすべきだ」と言って、Bさんが「Xはだめだろ」と反対した、その場面のすぐ次の章で、Bさんが「Xするから準備しろ」と言い出すんです。


 書いてるときは気付かないんですが、読んでみると、明らかに唐突過ぎるんですね。一応、プロットにはその心情変化の原因とかも書いてあるんですが。


 要するに、書き忘れてるんです(笑)。


 頭の中でその辺の転換が出来上がっちゃって、脳内補間されちゃってるものだから、書いているときにはそこまで話が進んじゃってる。


 で、その話は書いたはずだ、と思い込んで次にいっちゃってることが多いんです。


 そういうのが、私の話にはいっぱいあります。


 なので、推敲すると分量が一割くらい増えるのもザラ。



 そして、テンポおかしい的な直しでも、たいていは書き足してしまいます。


 四拍子の小節が続いた後で突然三拍子が出てきて、それからまた四拍子になる、みたいな時、全体を三拍子に直すのはめんどいから四拍子に足す、みたいなイメージ。


 じゃあ、間に五拍子がでてきたら?


 そのときは、その前後を納得いくまで五拍子に変えちゃいます(笑)。



 書きたい、書くべきだと思ったから書いた文章を削るのって、難しいです。


 削っていくほうが良いんだとは頭では分かってるんですけどね。


 要するに力量不足、と言うところでしょうか。



 こんな感じで、推敲と言うと、私の場合、ざっと読んで何か「ひっかかり」を感じる部分に書き足すことが多いです。


 文法とか表記ゆれには余りこだわることが無いです。


 正直なところ、ちょっと瑕疵のあるくらいの文章が好きなんですよ。


 英語原作を日本語化するときに英語にしかない表現を無理やりに日本語に置き換えたときに感じる面白おかしい感じが結構好きなもので。


 単純な誤字脱字は指摘をいただけたら直しますが、九割は放置です、たぶん。



 お話を書くのは楽しいけど、作業は嫌いですから。


 そんなタチなので、あしからずご了承のほどを。


つづく?

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