面白い小説を見つける話
読む側の問題として、面白い小説を見つける方法ってのは重要な問題です。
特にWEB小説で面白いものを見つけるのは困難。
いや、品質自体が玉石混交で、あまりにひどいものが多すぎる、っていう問題もありますが。
お話として、それは本当にちゃんと最後に感動なり驚きなりを与えてくれるんだろうか?
というのが、ある程度読んでみても分からないものが多いですよね。
あとは、自分の好みとの相性。
本屋に並んでいる有名作家のものなら、ある程度推測できるんですよ。
この作家は私好みの話を書く人だ、とか。
WEBだとそうはいかない。
ともかく多作な人の短編を一つでも読んでみる、みたいなのが一番近道かもしれませんが。
一作しか書いていないけれどどストライク、なんてこともあるわけで。
実は私が今(2014年3月現在)公開している「予告編」、とりあえずそういうお試し読みのために、オチまで含めて作品の空気を感じてもらえればなあ、というトライアルです。
作るのは簡単で、推敲しながら、ネタバレにならないけれどちょっと気に入ったフレーズ、みたいなのをメモ帳にぺたぺた張っていって、最後にそれをもうちょっと削ってネタバレワードを消して、予告編でーす、ってやるだけ。
みんなやってみませんか?
なんてことはさておき。
個人的な方法論ですが、私は、最初の一部を読んで、真ん中辺の一部を読んで、ラスト近辺を薄目で眺める、みたいな事をやってたりします。
最後も案外熟読してたりしますけど。
私はネタバレしてても気にならないタチなので。
そこに至るプロセスにわくわくするタイプなので。
私の好みがそういう方向だからですね。最終的に主人公は助かるのかどうなのか?みたいな謎かけはあまり求めてなくて、どんなトリックや発想の転換があるんだろう、ってところにわくわくするんです。
逆に、そういうのがなさそうなのは華麗にスルーしちゃいます。
閑話休題。
一般的にどうやって面白い小説を見つけるか。
もうね、あきらめましょう。
ぱっと見て最初の数ページの文体とかテンションが相性がよさそうだったら最後まで読んじゃえ。
そんな感じで本屋で買った本(主に海外SF)が自宅の一室を占拠しています。
海外SFってくどい言い回しが無くてさっぱりした文体なので相性が良さそうに感じちゃうんですよね。
でも、半分以上は、ハズレでした。
続編もまとめて一式買ったけど第二部以降には手を出してない、なんてのもいっぱい。
ま、そんな感じでいいんじゃないですか。
時間さえあるなら。
今はスマホでどこでもネット上の小説をさくっと読めますし、ね。
つづく?