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すごいの発掘しちゃった

 第一活動期|(二十歳くらいまで)に書いた小説は十数本(たぶん)、その最後の原稿が出てきました。


 完全ファンタジーモノで、設定集なんていうファイルまで作って本気っぽい感じでした。


 もちろんプロットなんて書いてない時代なんですが。


 なんか、文章が超上手い。


 なにこれ。


 本当に自分?


 スピーディでテンポのいい戦闘シーンとか。


 簡潔でさっくりと情景の伝わる描写とか。


 本当に上手い。


 誰だこれ書いたの。


 たぶん自分なんだけど。


 もっと読みたいと思ったら。


 未完成でした。


 ヒロイン(妖精)が朽ちた墓石の前で独白していると、その後ろに謎の老人が。


 ってところで止まってました。


 誰だよ、その墓碑の主。


 誰だよ、老人。


 幼獣変化な主人公と悪の魔術師の戦いなんていうシンプルな話じゃなかったのかよ。




 二年ちょいで二十本近くを絶え間なく書いた集大成とも言える、すばらしい文章でした。


 初期のひどい文から、というより、その直前(と思われる)一作からも、完全に隔絶した文章テクニック。


 何やったっけ、あの時。


 ぜんぜん覚えていません。


 ただ、本棚にファンタジー系小説が突如増えた頃と大体一致しているので、その辺のテクニックを取り込んでるんでしょうね。


 今書けと言われても無理だなあ。


 せめて当時、「プロットを書く」っていう知恵があったなら、物語の結末くらいは分かったんでしょうけど。


 ってことで、落差に落ち込むっていう逆の意味で、第一活動期の遺作は封印することにしました。


 今の第二活動期も、もう何本か書いたら、もっといいものが書けるようになるかなあ。


つづく?

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