Leader kyoyo
本トピックでは、筆者が岐阜県下呂市にある老舗旅館「小川屋下呂温泉」において、約1年間実施したキヨウ(清掃・館内管理)部門でのインターンシップ経験について述べる。日本の旅館業は、サービスの質や清潔さにおいて非常に高い基準が求められており、その中でもキヨウ部門は、宿泊客の快適さと安全を支える重要な役割を担っている。
本インターンシップを通じて、筆者は実際の業務を体験しながら、日本の職場文化、責任感、チームワーク、そして「おもてなし」の精神を学ぶ機会を得た。本トピックでは、業務内容、仕事を通じて得た学び、ならびに自己成長について中心的に考察する。
筆者は、岐阜県下呂市に位置する老舗旅館「小川屋下呂温泉」において、約1年間、キヨウ(清掃・館内管理)部門のインターンシップに参加した。本インターンシップは、日本の宿泊業における高度な清掃基準や業務責任を実践的に学ぶことを目的として実施された。
キヨウ部門における主な業務内容は、館内のロビー、階段、共用スペースの清掃をはじめ、貸切風呂や大浴場の清掃・点検、リネン類の回収および補充、館内全体のゴミ回収作業などである。特に温泉施設の清掃では、シャワー設備、排水溝、サウナ室、浴槽周辺の床面などを重点的に確認し、安全性と衛生面の両方を維持することが強く求められた。
また、筆者は清掃用ロボットの操作や作業手順の確認、業務終了後の日報作成にも携わり、業務の進捗状況を上司に報告する役割を担った。これらの経験を通じて、単なる清掃作業だけでなく、日本の職場における「報告・連絡・相談(報連相)」の重要性を深く理解することができた。
繁忙期である夏季やゴールデンウィーク期間中には、宿泊客数の増加に伴い業務量も増大し、限られた時間内で高品質な清掃を行う必要があった。そのため、時間管理能力や作業効率、チームワークの重要性を実感し、同僚や上司と協力しながら業務を遂行する姿勢が身についた。
さらに、本インターンシップを通じて、日本の旅館文化に根付く「おもてなし」の精神を実体験として学んだ。清掃業務は直接的に目立つ仕事ではないが、宿泊客が快適に滞在できる環境を支える重要な役割を果たしていることを理解し、責任感と達成感を得ることができた。
以上のことから、小川屋下呂温泉における1年間のインターンシップ経験は、筆者にとって専門的な業務技能の向上にとどまらず、日本語運用能力、異文化適応能力、そして国際的な職業観を養う非常に貴重な学習機会であったといえる。
以上のように、小川屋下呂温泉におけるキヨウ部門での1年間のインターンシップは、筆者にとって非常に意義のある経験であった。日々の清掃業務を通じて、高い衛生基準を維持することの重要性や、見えない部分で宿泊客の満足度を支える仕事の価値を深く理解することができた。
また、本インターンシップを通して、日本語による実践的なコミュニケーション能力の向上だけでなく、異文化環境における適応力や責任感、社会人としての意識も大きく成長したと感じている。今後は、この経験を活かし、国際的な職場環境においても積極的に貢献できる人材になることを目標としたい。




