表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

約束変更?!

 前々から約束していた旅行。ある程度時間が自由になって自分で稼ぐことが出来るようになったら、二人で旅行に行こうと亜紀は僕に言っていた。まぁ、大学生になったのだしアルバイトをすれば旅行代は稼げるし親もそこまでうるさく言わないだろうから僕は何も考えずに了解と答えた。ただ、実際にどこへ行くのか、いつ行くのか、となると僕はいつも話をそらしていた。


「とりあえずごまかそうとして返事してるでしょ?もう何度も約束してるのに全然実行しようとしてないし。」

いい加減我慢できないといった感じで亜紀は僕にこう言った。


「というわけで、今回なんと宿を取ってしまいました。言っても近くだし、1泊だからあまりのんびり出来ないけどね。もちろん、和室に布団が二組並びますからね。」

どうやら亜紀はすでに旅行会社に連絡をして、近場ながら温泉旅館の予約を取ったらしい。最近やけに旅行雑誌を見ていると思ったらこうきたか。


「いきなり言われても、僕だって一応予定があるんですけど?」

僕はなんとかその旅行を回避しようとしたが


「7月25日から26日って確かアルバイトもないし、もちろん大学も夏休みよね?だって、25日は私と会う約束したでしょ?



やられた。その日はちょっとおしゃれな店に行きたいと言うことでアルバイトを入れなかったのだ。まさか、食事のデートの約束がいつの間にかこんな約束になるとは僕も思わなかった。


「どこへ行くの?あまり遠いと移動にばかり時間とられるし、何も出来ない気がするけど??」


「それは当日のお楽しみね。ただ、あまり遠くじゃないことは確かよ?いろいろ探索しましょうね」

亜紀はとても楽しそうにそういった。


 約束の日まであと2週間。僕は喜んでいいのかわからないままその日を待つしかないみたいだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ