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第3話 転生処理

 この物語はフィクションです。

 登場する人物、団体、名称は架空のものであり、実在のものとは関係ありません。

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 第3話 転生処理

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 最初は安房犬尾あわいぬおだ。

 彼はあまり目立たない生徒で、自己主張をしているところは見たことない。

 俺ほどではないが、クラスカーストの下にいる。

「左手を出して甲を見せなさい」

 管理者に促され、安房が左手を差しだすと、彼女は左手の甲に二、三秒触れた。

「これでいいわ。右手で左手の甲を触りながら、『ステータスオープン』と唱えなさい」

「は、はい! ステータスオープン!」

 安房犬尾の言葉に反応したように、ホログラムが浮かび上がった。

 最後列からでは詳細は分からないが、あれに何か書いてあるのだろう。

「あなたのランクは『A』、属性は『闇』、加護は『闇の勇者』ね。いきなり『A』なんて期待できるわ。ウフフフ」

 安房犬尾の顔は見えないが、背中が喜びのオーラを発している。

「ステータスの説明をするわね。一度しか言わないから、よく聞きなさい」

 管理者が言うには―――。

 ランクは上からS、A、B、C、D、E、Fの七ランクあり、ランクは基礎能力とレベルアップ時の成長に関係するらしい。

 属性は火、水、風、地、雷、光、闇、空間、時間、いくさ、魔法、技巧、そして特殊属性がある。

 加護は職業のようなもので、個人によって千差万別あり、俺たちのような転生者は、『〇〇の勇者』とか『〇〇の賢者』『〇〇の聖女』の他色々あるようだ。

 また、加護に付属したスキルがある。安房犬尾の闇の勇者は、最初から『ダークバインド(拘束)』『ダークスラッシュ(闇刃)』『ダークロア(弱体)』『ダークメア(悪夢)』『ダークストロング(強化)』の五つのスキルがある。

 スキルの数はランダムで、多い時は最初から十個以上あり、少ないと一個なんだとか。

 最後に、能力もあり、『ライフ』『スタミナ』『マナ』の三種類がある。ライフは生命力、スタミナは持久力、マナは魔力量を表す。もちろん、数値が多ければ多いほどいい。


「おお、素晴らしい! あなたのランクは『S』、属性は『光』、加護は『聖光の勇者』ね!」

 相模雄太が今日一番の当たりを引いた。

 なんでアイツばかりと思わないではないが、持っているヤツはとことん持っているということか。

 また『S』がでたわ! あなたもランクが『S』、属性は『光』、加護は『慈愛の聖女』よ」

 校内美少女ランキングトップスリーに入る桂美麗かつらみれいさんだ。生徒会副会長で面倒見がよく、人当たりがいい。彼女には親ナシと言われたことはないし、蔑む目をされたこともない。

 ドンドン進んでいく。

 石破拳はランクは『C』、属性は『火』、加護は『炎の闘士』だった。石破拳のランクがもっと低くてもいいと思っているクラスメイトは多いことだろう。もちろん、俺を含めて。

 かなり進んであとは俺含めて三人になった。基本的にはランクが『B』から『D』が多い。

 中には『E』もいたが、『F』はいなかった。



ご愛読ありがとうございます。

これからも本作品をよろしくお願いします。


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