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第102話 トーマIIIの本編の前に

 この物語はフィクションです。

 登場する人物、団体、名称は架空のものであり、実在のものとは関係ありません。

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 第102話 トーマIIIの本編の前に

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 これまでのあらすじ―――。


 トーマは十歳の秋に学園の入学試験を受けに、王都に向かった。そこで第七王子のラインハルトに会うことになる。

 トーマに王国をどうこうしようという野心はないが、国王はラインハルトにトーマを監視するように命じるのであった。


 無事に学園に合格したトーマだったが、ライトスター侯爵家とその分家筋のファイアット子爵が造って販売した酒に毒が入っていることを指摘した。

 その酒はアシュード領で盗まれた馬王の麹を使った酒であり、標高が低い場所に一度でも持っていくと、美味しい酒になるが毒が含まれるようになるものだったのだ。


 ライトスターは裁判にかけられることになるが、そこでも悪あがきをしてトーマを暗殺しようとした。もちろん、失敗に終わるが。


 バイエルライン公爵によって悪事の数々が暴かれ、ファイアット子爵にも見限られ、ライトスター家は闕所(断絶)になるのだった。

 処刑はされなかったが、島流しになったライトスターの一族は、そこでバイエルライン公爵の手の者が待っているとは思ってもいないことだろう。


 また、まったく意図してなかったが、国王の病気を治すことになり、酒毒を発見して数十万人を助けた功績と合わせてトーマは侯爵に叙爵されることになった。


 侯爵になってもトーマは未成年であり、学園に通う学生である。よって、祖父のバイエルライン公爵がトーマの後見を行うことになった。


 学園では、ラインハルト他バルツァー伯爵家のクラウディア嬢、デリンガー伯爵家のブルーノ、アイクホルスト伯爵家のダニエル、ホルツヴァート伯爵家のデボラ嬢、ノイベルト侯爵家のレーネ嬢などと親交を持つことになる。

 そんな中、学園で武術大会と魔法大会が同時に行われることになったが、そこで事件が発生した。


 隣国を本拠地にするニルグニード教カトリアス派がトーマと王子ラインハルトを攫う計画を立て、実行したのだ。

 実行部隊はカトリアス派の暗部である覇天であった。

 覇天の長ビシュノウの襲撃に追い詰められるトーマだったが、油断したビシュノウが姿を現したことで状況は一変したのである。


 そして、そのビシュノウによって、アリューシャ誘拐の真相が判明したのである。

 バイエルライン公爵家はクルディア王国の暗部を統括する家である。そのバイエルライン公爵家を弱体させるために溺愛されていたヘルミーナ(アリューシャ)を誘拐したのだった。しかし、ヘルミーナは自らライバー川に身を投げて死のうとし、その結果としてヘルミーナは記憶を失いライトスター家の奴隷になるのだった。


 バイエルライン公爵の怒りは留まることを知らず、捕縛されたビシュノウはありとあらゆる拷問を受けた。神殿と公爵の両陣営の拷問に耐えきれなくなったビシュノウは、覇天の情報を吐いたのである。


 ビシュノウが色々喋ってくれたおかげで、クルディア王国は戦争へと天秤が傾きつつあった。

 そんな中、トーマの領地になったバルド領の状態は酷かった。ライトスターの悪政によって民は疲弊しきっていたのだ。そんなバルド領に産業を起こすため、ビールを造ったトーマであった。さらにビールを冷やすための冷蔵庫も量産して販売を行うことになったのだった。


 また、トーマはアリラック・ダンジョン(王都のダンジョン)に入ってデウロから聞いていたアイテムを探し回っていた。いくら探しても見つからないアイテムだが、トーマは諦めず探し続けたのだ。

 そして、トーマのレベルが三百になった際に、変換のレベルも上がった。この変換のレベルアップが、アイテム発見のキーだったのだ。


 トーマはアリラック・ダンジョン内でデウロの神威が込められた神光石を発見し持ち帰る。

 この神光石をトーマの領地に建設中の神殿に安置したのである。


 一方、ベンはクラウディア嬢の父親であるバルツァー伯爵と殴り合いの末、伯爵を倒した。これによってベンは自分の気持ちに整理をつけてクラウディア嬢と婚約するのであった。

 同時に准爵に叙されるのだが、貴族になったベンに文字の読み書き算術の壁が立ちはだかるのであった。



ご愛読ありがとうございます。

これからも本作品をよろしくお願いします。


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― 新着の感想 ―
久しぶりに読みに来たのであらすじがありがてえ。 侯爵の部分はわいもそう思いました。 というか徐々に登っていく楽しみが消費されてしまって勿体ないかなと。 現当主>貴族子のアドバンテージもありますし。
やっぱり公爵家の血を引くとはいえ騎士爵子息からいきなり侯爵になるのは無理が無いでしょうか
細かいトコを割と忘れてたりするので、あらすじ感謝です。
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