娘は引きこもりだが彼氏が出来た
2章
私は頑張り過ぎた様だ。
働かなくてはいけないのに心も身体も動かない。
色んな所に相談したが解決しない。
生きる為には生活保護を受けなくてはいけなくなった。生活保護は有難い制度だが担当の人に人間扱いされた事はなかった。虫けら扱いだ。言う事を聞かないと保護を解除するとおどされる。車も乗ってはいけない。この異常気象になった世の中で、田舎で車に乗ってはいけないのはおかしいと思う。ちゃんと車の保険に入ったらいいと思う。
そんな時に娘の由希が小学4年で登校拒否になった。理由は先生と合わないから。
私は色んなとこ相談に行った。病院にも色々と連れて行った。由希はアスペルガー症候群、ADHD、軽度知的障害と診断された。
その2次障害で双極性障害を併発した。
精神病院にも2回入院した。
努力してもしても無理だった。
小学4年から23歳まで家に引きこもり暗黒期が続いた。もうこの子は誰とも付き合わずずっと1人なんだなと思っていた。
そんな娘がマッチングアプリに登録して、彼氏が出来た。最初は失敗ばかりしていたが、付き合う様になってからどんどん外に出かける様になり九州から大阪や東京に旅行にまで行くようになった。
暗黒期になんで自分を産んだのか問い詰められるたび、ごめんなさいしか言えなかった。だが、今は違う。あなたはこの人に会う為に生まれて来たんだよ…
と言いたい。彼氏の名前は大輝。大輝は由希と結婚すると大輝の両親に言った。だが大輝の両親は反対で、
親族一同も反対だと言われた。