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アスピラシオン  作者: みるくさかな
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あたし達は出会った。

 生きるのは辛い。「死ぬこと以外かすり傷」とか誰が言ったの?そんな訳無いじゃん。生きてるだけで、傷だらけなんですけど。

 あたしは今日も生きている。死ねなかった。朝起きたら死んでました~、みたいなの期待してたんだけど。やっぱり生きていた。簡単に死ねたらいいのにな。

 そんなことを考えてたら、ママがやってきた。

 「おはよ、リツ。今日は学校行く?」

 「うーん、じゃあ行こっかな~、久々に保健室の先生とお喋りしたいし」

 「じゃあお弁当の準備しとくね」

 「うん、ありがとうママ」

 そんな会話をした後にあたしは学校に行く準備をする。如月莉紬りつ。それがあたしの名前。パパとママが付けてくれた大好きな名前。名前は大好き。でも自分のことは大嫌い。だから死にたい。他の理由もあるけど。着替えた後は髪を結ぶ。腰まで伸ばした髪を耳上で結って、ツインテールの完成。

 それからママからのありがたいお弁当を鞄に入れて家を出る。

 外は風がそよそよと吹いている。そのまま私のことも吹き飛ばしてどこかに行けたらいいなあ、そんなことを考えていた時だった、あの子との出会いは。その子は道の途中でうずくまっていた。外見は中性のようで、大人っぽく、お人形のようなスタイルのいい、美しい、というよりは綺麗と言った方がいいのだろうか、そんな子だった。一瞬見惚れた。でもよく見るとその子の肩は震えていた。泣いていたのだ。あたしは急いで駆け寄って、その子に問いかけた。

「大丈夫?」

 


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