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アスピラシオン  作者: みるくさかな
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私たちは出会った。

また、泣いていた。悲しくは無いけれども最近よく涙が出る。どうして。特に朝起きた時なんて頬が濡れているのはいつもだ。やっぱり、理由はあれなのだろうか。

 「はぁ」

 目が覚めた頃には午前10時。今日は水曜日。普通の中学生なら既に学校に行っている頃だろう。なのに。なのに私はベットの上でぼーっとしている。

 「今日も保健室登校でいっか、めんどくさ」

 そう呟きながら、私、風見るいはのんびりと学校の準備をするのだった。

 家を出ると、少し冷たい風が私の髪を揺らす。中学に上がった頃に肩まで伸ばしていた髪をバッサリと切り、ショートカットにした。この髪型はお気に入り、お気に入り、なのに。思い出すだけで吐き気がしてきた。別にいじめられたとかそういう訳では無い。ただ。ただ、分からない。分からないんだ、自分が。自分のことなのに、自分が分からない。 考えたらだめ、そう分かっているなのに。ぐるぐると考えてしまう。ああ、またこのパターンか。涙がボロボロと出てくる。分からないのに、ただひたすら涙が出てくる。涙って悲しいから出るんじゃ無いの?とか考えながら、吐き気がしながら、苦しい、ただただ苦しい、苦しい、苦しい、苦しい、、、、

 「大丈夫?」

 突然、花に乗った水滴のような綺麗で、儚いような、そんな声が後ろからした。振り返ったときにはもう、意識は飛んでいて、次に目が覚めたときには、いつもの保健室だった。

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