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「…一体、何をしているんだい?」

 いざ、レジーナ姉様とオズウェルのバトルが始まると言うところで、救世主が現れた。ニコニコと笑顔を浮かべ、怒っているアーノルド兄様が登場したのである。怒っている姿はまさしく魔王であるのだが、この状況を止めてくれるのであれば私にとって神である。


「まさか婚約発表した日に決闘だなんて…レジーナはしないだろうし、もちろん、月の柱であるオズウェルもしないだろう?」

 アーノルド兄様…とても怒っている。笑顔の裏に黒いオーラが見えそうだ。


「そ、そうですわ!親睦を深めるために、魔法を見せ合っていたのです!」

 おほほほ、と笑うレジーナ姉様は明らかに不自然である。オズウェルも戦う気をなくしたのか、魔法を消していた。決闘にならなくて良かった…。姉様が負けてもオズウェルが負けても、未来に悪影響が生まれそうだし。


「…姉様は、月の柱のことが好きなのかな?」

「それはないでしょう。今のところまだ知らない他人なのですから。」

 さらっとユリウスさんが酷いことをいった気がするが、気のせいとしよう。


「…このあとはケイティも参加する茶会だ。仲良く…とは言わないが、険悪な雰囲気は出さないように。」

「わかっていますわ。お兄様。」

「…アーノルド、お前が下の妹に甘いという噂は本当だったんだな。」

 オズウェルが呆れたようにため息をついた。兄様…そんな噂がたつほど、何かやらかしているのか。兄様は今、12歳だから、学園でオズウェルと御学友のはず。学園でなにしているのか…噂の詳細も気になる。


「…ケイティ様、茶会の席まで先にご案内しましょう。目を閉じてください。」

 ユリウスさんの指示通り目を瞑ると、ふわりと体が浮く感覚がした。


「もう大丈夫ですよ。」

 ユリウスさんの声で目を開けると、茶会のセッティングが済んでいるテーブルが目の前にあった。転移魔法だろうか。ちらりとユリウスさんの顔を見ても笑みを浮かべているだけだった。

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