表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/405

悪夢の始まり

 次の日……。八百万やおよろず高校……。


梅雨原つゆはらさーん!」


 赤髪ポニーテールと赤い瞳が特徴的な女子『田中たなか いずみ』は黒髪ロングと黒い瞳が特徴的な女子『梅雨原つゆはら かすみ』の背後から彼女に抱きつこうとしたが、彼女はそれをスルリとかわした。


「な、なんでけるの?」


「身の危険を感じたからよ」


「えー、別にいいじゃん。女の子同士なんだし」


「私はそんな理由で抱きつかれたくないわ」


「えー、そうなのー?」


「ええ、そうよ」


「そっかー。そうなんだ……。ねえ、壊人かいと


「ん? なんだ?」


 彼女は椅子に座っているオールブレイカーこと『不死鳥ふしどり 壊人かいと』に話しかけた。


壊人かいとは急に抱きつかれても平気だよね?」


「まあ、そうだな。そういう時は相手の手首を……」


「いや、護身術の話じゃないよ」


「じゃあ、何の話だ?」


「だから、その……私が今ここで壊人かいとに抱きついても壊人かいとこばまない……よね?」


「うーん、そうだな……。田中さんがそれ以上のことを俺にしないなら、拒まないかもな」


「なんか私が何かする前提で言ったよね? ねえ?」


 その直後……予鈴が鳴った……。


「この話はこれで終わりだ。早く席につけ」


「はぁ……分かったよ。言う通りにするよ」


 それから放課後まで田中さんはずっとムスッとしていた……。


「さてと、じゃあ帰るか……って、田中さんは?」


「それなら、さっきトイレに行ったわよ」


「そっか。なら、その間に宿題でもするか」


「……ねえ、不死鳥ふしどりくん」


「ん? なんだ?」


「その……あなたはこれからもこの学校にいるの?」


「まあ、梅雨原つゆはらさんや田中たなかさんみたいに俺が超能力者だってことを知っても友達でいてくれるやつがいる間は、ここにいるつもりだ」


「そう……。なら、気をつけた方がいいわよ」


「クラスの中に超能力者かどこかの組織に所属しているやつがいるかもしれないからだろ?」


「え、ええ、そうよ」


「うーん、まあ、俺のことを知っているやつがクラスの中にいても妙な動きをすれば、すぐに分かるから今のところは大丈夫だ」


「……そう……なら、いいのだけれど……」


 それから二十分後……。


「……ねえ、不死鳥ふしどりくん」


「分かってるよ。田中さんの様子を見に行くんだろ?」


「ええ、トイレにしては流石に長すぎると思うから」


「だよな……。じゃあ、行くか」


「……ええ」


 オールブレイカーは梅雨原つゆはらさんと共に女子トイレに向かうことにした……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ