表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちら学園探検部 ~別名指輪物語、正確には『ハーレム王と指を指される僕と変人女子高生達の輪による同好会の物語』~  作者: 於田縫紀
第2部 二つの塔 第3章 二つ目の塔

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/70

第43話 報・連・相は重要です

 五月一日水曜日放課後。

 いつもの理化学実験準備室。

 現在、昨日拾った情報を元に作戦等を検討中だ。


「つまり銅像の視線は『学園の将来必要になるもの』に向いており、これが『我々が将来進むべき指針』であるという事か。僅かな時間でよく調べたな。まあ佳奈美の功績だろう。見事だと褒めておこう」

 神流先輩はそう言いながら資料を読んでいる。

 偉そうな言い方ながら褒めるところはちゃんと褒めるのは合宿同様だ。


「でも残念ながら『学園の将来必要になるもの』が具体的に何なのかはわからなかったのです」

 佳奈美は誇ると言うよりむしろ悔しそう。

 完全な情報が得られなかった為らしい。

 そのあたりは佳奈美の知に対するプライドといったところか。


「西の方で将来必要というと、西方浄土の事かなとも思ったのですが」

とは雅の意見。

 でも神流先輩は首を横に振る。

「若者を育てる学校の将来の指針が西方浄土なんてのは悲しい気がするぞ。まだ社会にも出ていないのに成仏だなんて。坊さん学校なら別だけれどな」

 僕もそう思う。

 まあ二回同じ事を言う必要はないから言わないでおくけれど。


 先輩は僕らがまとめた資料を一通り読み終えて頷いた。

「ここまで調べられれば上出来だ。ここから先は実地調査でいいだろう。必要なのは視線の方向を測る装置とこの付近の詳細な地図か」

 佳奈美が頷いて付け加える。

「銅像の位置を含めた詳細見取図はダウンロードしたです。後でメールするです」

「さすがだな。抜かりない」

 神流先輩はそう言って頷いた。

「なら装備は私の方で準備しておこう。続いて残り二つの謎についても同様に調べてくれ。そうすればGWで色々楽しめる可能性が高いからな。

 例によって装備や根回し、その他準備は私がやっておく」

「わかりました」

 そんな訳で僕らはまた佳奈美先頭で図書館へ。


 二階のあの部屋に陣取り、また同じように分担して調査を開始する。

 夕方六時まで調べた結果はだいたい次のような感じ。

 ○ 時計塔の謎について

   ・ 時計塔の内部構造図が発見された。

     ただし方角が記入されていないので方角不明。

     内部に入れることは確かなようだ。

   ・ 学校新聞に記載された噂

     時計塔には外から見えない窓が1箇所だけ存在する。

     その窓から“何か”が見えるらしい。

     その“何か”については不明

  ○ 二つめの塔について

   ・ 建設資料から

     時計塔と同時に建設された模様

     費用も時計塔とほぼ同額なので同規模なものと思われる

    ※ 場所、目的等は不明


 そしてGW後半前最後の平日である五月二日木曜日の放課後。

 同様に検討会を開催。

 資料を読んだ神流先輩は大きく頷いた。

「これで充分GW後半を遊び倒せる。良くやった。佳奈美限定で褒めて使わす」

 状況を良くわかっていらっしゃるようだ。

「こっちも色々用意したぞ。装備も資材も盛りだくさんだ。何があっても探検続行できるようにな。まあ詳細は当日。

 明日は例によって午前九時にこの部屋集合だ。天気もずっと晴れの予報。さあ楽しくやろうではないか、皆の衆」

 そんな感じで本格的な学園探検初日を迎える。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ