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こちら学園探検部 ~別名指輪物語、正確には『ハーレム王と指を指される僕と変人女子高生達の輪による同好会の物語』~  作者: 於田縫紀
第2部 二つの塔 第2章 基礎力向上実践合宿

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第38話 極限登山的教育指導

 炊事場で鍋を洗いながらも先生の登山的指導は続いている。

「山で炊事場とか無い時、鍋を洗うのとかはどうするのですか」

 そう佳奈美が聞いたからだ。

「そういう場合は新聞紙を用意します。ちぎった新聞紙で鍋の汚れをこそぎ取る訳です。焦げなどはスプーンでガシガシと。そうやって汚れと水分が取れたら終了です。『乾けば大丈夫』と先輩には教わりましたね」

 やっぱり極限的な答が返ってきた。

「料理に使った水を捨てるというのも生態系を破壊するので良くないです。メニューは汁まで飲めるものか、汁が出ない物限定ですね。

 だからスパゲティとかは作れないんです。ラーメン等もそれで今まで作った事が無かったのです。

 ただ自分一人なら面倒なので菓子パンとチーズ。更に面倒ならカ●リーメイト。もっと面倒なら練乳のチューブを吸いながらという感じですね。それである程度カロリーは取れますから。消化が良くてカロリーが取れる事が大事です」

 先生の力説に僕は頷く。

 これは参考にしてはいけないパターンだな。

 反面教師として覚えておこう。


「さて、食器も鍋も綺麗になりましたし戻りましょうか」

と先生も言うのでテントの方へ。

 遅まきながらヘッドランプをつけてテント内整備。

 銀マットを人数分敷いてシュラフを出す。

「枕は各自着替えとかを適当にシュラフの袋に入れて作って下さい」

 なるほど。

 ただ。

「僕のは何処ですか」

「向こうのテントの中に入れておきましたから、あとで自分でセットして下さい」

 はいはい、まあ僕だけ男子だしな。

 さて、テントの中は狭い。

 五人座るといっぱいいっぱいだ。

「これって五人用のテントですよね」

 確かそう言っていた筈だけれど、これで五人は眠れないのでは。

「登山用の四~五人用のテントです。ただ登山用のテントは足をすぼめた状態で、互い違いにきっちり寝ての定員ですから。

 山の上は夜寒いし、それ位でちょうどいいですよ」

 先生はそう言いきるけれどいや狭いだろうそれ。

 それにここはキャンプ場だ。


「ちなみに柏君用のテントは二~三人用です。あの大きさを一人で使っている人も結構いますね。七十リットル以上のザックなら普通に他の荷物含めて入りますし」

 僕のディパックは二十リットルだ。

 七十リットルって……

「先生のこのザックは何リットルなのですか」

「これは日帰り用の三十五リットルですね。沢に入るので小さいのを持ってきました。縦走の時は七十二リットルのを使っています」

 とっても大きくて重そうだ。

 あ、あと確かめておくことがひとつあった。

「明日の起床は三時ではないですよね」

「ここはキャンプ場ですからね。余り早いと周りの人の迷惑になるでしょう。だから合宿としてはどうかと思いますが、六時程度でいいのではないでしょうか。まわりにあわせて適当で」

 ああよかった。

 さんごーでっぱつとか言われなくて。

 ちょっとだけ安心だ。

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