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白馬の王子様
「!!!」
確かにガラスが割れた音だ。
誰かが助けに来てくれたのだろうか?
でも、時すでに遅し。チェーンソーが目前まで迫っている。
「ウィーンウィーンウィーン」
「フハハハハハ」
「キャアーー!」
「ウィーンウィーンギゴゴゴッ」
「!!?」
どうやらチェーンソーはバッテリー充電式で、バッテリーが切れたようだ
「あれ?あれ?」
もう殺されると覚悟していた自分の目前には黒服がいる。
その背後にはなんと山田が立っていた。
山田は黒服の両手に持つチェーンソーに蹴りを入れ、黒服とチェーンソーを切り離した。
「山田!」
山田は冷静だ。たじろぐ黒服に顔面パンチをお見舞いし、金的し、間髪入れず羽交い締めした。
黒服は気絶した。
「はぁはぁ、瘡蓋。もう大丈夫だよ」




