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黒服の正体

黒服はなんと、理科を専門科目とする小太りの気持ちの悪いやつであった。


ヨシエが亡くなったあと、教育委員会から叩かれてノイローゼになってしまったとは噂には聞いていたが人間こうも変わってしまうのか..


いまは小太りではなくげっそりと痩せ干そってしまったため、一目見て識別つかなかったが、太い眉とギラギラした目付き、アブラギッシュな髪の毛からすぐわかった。確かにわたしのことを恨む要素はある。


「先生、どうしてこんなことするの?」


「あぁん?いいか!お前はこれから俺に殺されるからおしえてやるけどな!あのあと俺は離婚して妻は子供と出ていったんだよ!一家離散さ。エリカが飛び降りたあと、何度も教育委員会に尋問されたよ。仕事も失った!こんなんになったのも全部お前らのせいだ!死ね!」


人間失うものがないと強い。あの目は本当にわたしを殺す気だ。

八方塞がりで、逃げるところもなければもう戦う武器もない。 


「ウィーンウィーンウィーンー!」


お母さん...助けて


もう万事急すと思った瞬間


「ガッシャーン」


窓ガラスが割れる音が聞こえた

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