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ライン交換

翌日、学校に行くとマリコがムスッとした表情で話かけてきた。


「瘡蓋、昨日うさぎ小屋で楽しそうにしていたでしょ~」


うわっ、めんどくさぁ... ずっと見ていたのかな



すべてを根掘り葉掘り聞かれたが、山田が携帯をうさぎ小屋に忘れて自分が持っていることは話さなかった。余計めんどくさくなるからだ。


マリコがトイレに行く隙を見て、山田のところに向かい携帯を渡した。


「んもう、おっちょこちょいだな。君は」


少し小言を言って、スカッとした。


「ありがとう!」


山田が目を輝かせながら笑顔でこう言った。


感謝されるのも悪くない。


「よかったらラインを交換しませんか?」


山田からのリクエストでLINEを交換することになった。よく考えてみたら、異性とは初めてのライン交換である。勿論、マリコには内緒だ。


その後、LINEで宿題やテストの日程などを確認するようになった。

だいたい、わたしが聞き忘れて山田に確認することが多く、そのたびに「んもう、おっちょこちょいだな。君は」と皮肉を言われるのであった。


その一方で、不審な人物がわたしの家の近隣に出没しているという噂が立っていた。


じわじわと恐怖の一日が近づいており、身が震える当事者になるなんて、そのときは全く考えてもいなかったんだ。

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