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ミズキの母

わたしの町は片田舎にある。英会話教室はひとつしかない。

地元では有名な教室で他地域からも数多くの生徒が入塾するようなところだ。月謝が高くてウチでは通えないところ。

そこにミズキは学校が変わっていても通っていることをマリコから聞いていた。


夕方、英会話教室終了時にミズキはそそくさと帰宅する。ミズキの母が車で待機していてそこに乗り込むのだ。従来ふくよかな体格であったが、無惨に痩せこけている。転校したところが馴染めないのか…理由はよくわからない。


私は、車に乗り込もうとするミズキを捕まえ話をしようと試みたが、ミズキはただ震えているだけだった。


「ミズキ、何をしているの!? いくよ!」 荒々しくもミズキの母が割りこんできてミズキとの会話を遮られた。


これは何かありそうだ…


ミズキの痩せこけた体型とは裏腹に、ミズキの母はムッチリした美人ママであることが容易に伺える。茶髪で派手な服装だ。


『すいません、●●中学で同じクラスだった瘡蓋です。

ミズキと話したいんですが...』


わたしはミズキの母にお願いをした。


『あんた、誰?うちの娘は忙しいの!もう金輪際関わらないで!』


わたしは悲しくなった。

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