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憎悪に満ちた何者か
警察「犯人は猫です」
「ハアッ?」と私
ちょっとなにいってるのかさっぱりわからない…
「いや~花壇が荒らされてたでしょ?そこに猫の足跡が多数ついてたから、猫に間違いないでしょう。最近このあたりは獣害が多くてね。猫は逃げ足も早いんですよ」
でも、自宅の窓は猫では開けられるはずがない。確かに下着は咥えることは出来るけど……タンスなんか開けられないし、現実的にあり得ない!
「いや~。我々もこの件に多くの時間を割きたくないんだよね~。次の案件に呼ばれてるから、ゴメンねぇ」
どうやら、この事件を早く片付けたいような感じだ。解決の糸口を探ってもらえると期待していたが、その期待は叶わなかった。こいつら使い物にならない。さっさと書類を作成して、その場を立ち去ってしまった。
警察が自宅を去ったあと、携帯に電話が鳴った。
ディスプレイを見るとマリコからだ。
電話に出るとマリコは泣いていた。
「マリコ、どうしたの?」
「瘡蓋、ぐすっ、わたしの下着も荒らされてる……怖いよぉ」
全身鳥肌が立った
ひとつ断言できるのは、猫の仕業ではないことだ。
憎悪に満ちた何者かが我々をターゲットにしている。




