表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/61

現実逃避と私

翌日学校を休んだ


翌日も、そのまた翌日も



ついにしびれを切らして担任が家に来ることになった


理科を専門科目とする小太りの気持ちの悪いやつだ

依怙贔屓ばかりする担任。わたしの容姿を見て、嫌悪感が顔に出るのが良くわかる。


【瘡蓋さん、どうしたの?】


の声かけになにも反応しなかった。


学校に行きたくない本当の理由も話さなかった。


また、苛められるからだ


エリカは容姿端麗でお金持ち。所謂お嬢様である。

一方でわたしは母子家庭で不細工だ。生まれたときから人生は決まってるんだと将来を悲観してしまう。


先生からは何でも相談してねといわれても、相談したあとに辛い思いをするのなら、何も言わない方がいいと心に決めて、何も打ち明けなかった。それが良かったかどうかはこの後わかることになる。


担任はわたしのかさぶたを見て何か言いたそうな顔をしていたが、何も言わなかった。察したんだろうか。


担任が帰ったあと、私はインターネットにのめり込んだ。


現実逃避したかった。


学校裏サイトを見つけた私は、憂さ晴らしに苛めたやつの悪口を書くことにした。わたしが唯一できそうなこと。鬱憤をどこでもいいから吐き出したいと思ったからだ。


あとから考えると、このサイトへの書き込みが、今後私を泥沼に引きずりこむ引き金になることなるなど、全く予測していなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ