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瘡蓋剥がれる

ミズキとトシエはその後の度重なる警察、学校、PTAからの尋問によりそのままの学校生活を維持することが出来なくなり、隣町の中学に引っ越した。そのあとの行方はよくわからない。


そして担任は度重なる不祥事で懲戒免職となった。そもそも生徒たちを思いやる心が無かったので当然といえば当然か。


心残りは誰がインターネットに『犯人は瘡蓋』を連発して書いていたのかである。


その答えは身近にあった。


瘡蓋は誹謗中傷を書き込んでしまったことに大変後悔していた。


その後悔の念から、実は気がつかぬうちに自分で書き込みをしていたのだった。瘡蓋が無意識に書いていたことを母は気づいていたが、見守っていたこともわかった。これらの根拠は警察からの調べでわかったことであり、IPアドレスの痕跡から判明した。


インターネットの誹謗中傷は恐ろしく、人格まで狂わせてしまう。

身をもって体験し、節度をわきまえた書き込みをすべきである。


わたしの瘡蓋は時と共に自然に剥がれ、その部分は硬い皮膚に変化していった。こころも強くなっていく自分がいる。


その一方で、もやもやとしたわだかまりが残っていた。


そして、1年が経過したところで不可解な事件が起こる。

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