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幻覚症状
『うわあ…』
『かわいそう…』
『どうしたらこうなるの…?』
『人間のやることじゃないよね…』
『いままでほんと辛かったんだね…』
『どうして…』
『よく学校に来れたね… わたしなら二度と来ないよ』
『いや、わたしなら自殺するよ…』
『大丈夫…?』
『これはひどい…』
『これは訴えるべき案件…』
『こんなことされたら、書き込みたくもなるよね』
さまざまな声が教室にこだまする。私たちの味方が増えてきたように感じると、わたしとマリコは安堵した。
エリカはその場にしゃがみこみ、頭をかかえている。
『あなたが憎い...あなたが憎い...』
二回言うマリコも涙を流していた。
その憎悪はエリカから正常な思考を奪うほど強烈なもので、次第に恨み辛みが増殖し、幻覚症状を引き起こしてしまう。




