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復讐の念ふたたび
理由はこうである。
マリコはわたしの録音したボイスレコーダーにより、エリカたちとの関係が悪化し、虐められるようになった。このためマリコは瘡蓋に復讐したいと思っていた。
でも、この復讐は本当にささやかなものでよかった。なぜなら瘡蓋のボイスレコーダーを発端に、エリカたちとの関係に終止符を打てたからである。実はマリコはエリカ軍団から距離を置きたいと望んでいたが、どうすれば良いか行動に移せずにいた。
このボイスレコーダーの件を発端に、瘡蓋からマリコに標的が変わって、マリコは虐められる側の辛さを実感できたことで、いままで自分が如何に瘡蓋に対して集団で酷いことをしてきたのかを深く反省できたのである。このような経験から、マリコは成長できたのだ。
『瘡蓋、ごめんね...
私、ボイレコの件で、何かあなたに些細な仕返しがしたかったの。
でも、安心して。もう終わりよ。私たちは一緒よ。
私はヨシエと幼なじみだった。そのヨシエをエリカ達はいじめで自殺まで追い込んだ。怖くて止められない私も悪かった。でも、その元凶であるエリカは絶対に許せない!』
エリカに対する復讐が始まろうとしている。
わたしは涙が止まらない。




