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懺悔と自己防衛
キーンコーンカーンコーン
一時限目の開始前5分になるチャイムがなった。
『いくよ!』
エリカはミズキとトシエを連れて剣道部の部室を出ていった。
マリコは、その場で泣いていた。
私はマリコの元に向かおうと思ったが複雑な気持ちが絡み、マリコのそばには行かず教室に戻ることにした。
教室では、エリカは獲物を見るカマキリのように、わたしのことをじっと睨んでいた。
わたしはマリコの顔を直視することができなかった。
結局、教室に戻ってすぐに体調不良を訴え、自宅に帰ることにした。
複雑な気持ちが交錯するなか、現実を振り返るとわかること。
それは、マリコが苛められる要因を作った張本人はわたしということだ。




