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必殺ボイスレコーダー
『おい、テメーしかいないんだよ!』
エリカは頬に丸めた紙を叩きつけてきた。
でも、わたしはたじろがない。
私はおもむろにボイスレコーダーを取り出し、再生ボタンを押した。
~ボイスレコーダーから~
『あー ったくエリカのワガママに付き合ってられないよ。あいつ最近やることがドSカレしてるし。なんかさーもうあいつから離れて早くクラス変えたいんだよね~』
マリコの声である。
マリコはひきつった顔で言った。
『チョッ 何なの?まじキモいんだけど』
エリカの表情がさらに険しくなる。
キーンコーン カーンコーン
ここで2時限目を知らせるチャイムがなった。
『おい!お前たち何をしている?』
担任が教室に入ってきた。




