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格納した古傷
しかしながら、担任は面倒くさそうにこう吐き出したのだ。
『あなたが虐めを受けていたのはなんとなく分かっていた。
でも、あなたにも問題があるよね。自分が弱いから苛められるんだよ!あまり私を困らせないでくれ!』
生徒から自殺者、不登校者を出した担任は教育委員会、校長から突き上げをくらっていた。
その日から私は自分の保身しか考えない担任には二度と心を開くまいと決意した。
翌日の登校日、エリカが私のところにやって来た。
その手には、なんと学校裏サイトで私が実名で誹謗中傷したコメントをプリントアウトしたものを持っていたのだ。
激しい動悸が止まらない。




