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 繰り返し繰り返し見る夢があり、


 そんな夜を何度続けただろう。


 俺は、いつか見た、銀河の宇宙の中をずっとずっと彷徨っていて、どこを見渡しても、其処は、星に呑まれたようにただただ、呑み込まれそうに星の渦だ。


 俺は、ただそこで、ただただひたすらに、何かを探そうとしている。

 

 焦った気持ちはそこにはないが、


 ただただ、溶けるような空虚さと空間が入り混じる中を


 俺は、ただただ、気の向くまま、意識の赴くままに足を進める。


 そうして、ここでいつもの夢の終わり。


 白い空間に呑まれそうになる


 円状のそれは、いつの間にか俺の目の前に現れ、ただただ円を大きくしながら、俺をじわじわと呑み込んでいく。


 そこに何も恐怖はなく、ただただ、呑み込まれようとする夢。


 そこで、終る夢。

 

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