表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/116

15


親父が、朝方、俺の部屋の前で俺に声をかけて出ていったことに、俺は、気づいていた。


 ばあちゃんに、親父が俺のことを頼む声が聞こえる。


 俺は、眠り足りない頭で、どうしようもなく、それを聞いていた。


 ””


 親父が居なくなったことを見計らって、そっと窓の外を見つめる。


 親父の車がばあちゃんの畑の合間を抜けて走っていくのを見つめた。


 まだ早朝のひんやりとした空気が、ひどく布団から離れがたくさせて、俺は、タオルケットにくるまりながら、泣きそうになりながら、外を見つめていた。


 親父の車が見えなくなるまで、外をじっとみつめていたんだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ