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黒板に名前を書かれ、クラスメイト(33人程らしい)の視線を一斉に浴びるという辱めがやっと終わって、指示された椅子に座る。俺の席は、後ろから2番目。何と、俺の後ろが亨だった。席に座る前に亨がにこっとする。
その後、始業式の為に皆で体育館に移動して、始業式を終え、教室で簡単な説明事項や夏休みの宿題の提出などがあり、1日が終わった。疲れ切って、半分死んだみたいにふらふらしながら鞄を肩に適当に掛けると外に出る。疲れすぎて全く頭が回らない。緊張していたらしい。一刻も早く、ばあちゃんの家に帰りたかった。昼ご飯のことしか考えられない。
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ふらふらしながら歩いていると、後ろからいきなりばしんと叩かれて、驚いて立ち止まる。そのままぐいっと後ろに引っ張られて俺が面食らっていると、……そこには、怒ったような顔をした、愛美が立っていた。




