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ばあちゃん家で暮らすなら、俺は近くの小学校へ転校をする必要があった。内心ドキドキしていたが、愛美が通う学校へ同じように通えることが嬉しい俺は、少し気持ち悪いのかもしれない。
前の学校のやつらとお別れをすることは夏休み中で出来なかった。仲良い奴は、皆、時間を合わせて夏休み中に遊ぶことも出来たし、会おうと思えば会える距離でもあるから、その辺は特段寂しいとは思わない。
……というより、転校する当の本人の俺より周囲の人たちの悲しみが大きくて、戸惑ったりうろたえたりで、大変だった。俺は、自分ではわかっていなかったけれど、きちんと友達してたんだな、とびっくりした。
必ず遊びに来るという奴らに、軽くまたなと返したら薄情者と罵られたが、俺はまた会えることを疑ってないし、別に普通だと思う。……親父と母さんみたいに仲違いすれば別だが、俺は、……こう見えても友達は大事にする方だし、大丈夫だと思うから。
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小学校に置きっぱなしのものは、夏休みだったこともあって特に何もなかったが、代わりに、担任だった先生からクッキーと小さな花束をもらった。本当はクラスの皆に色紙を書いてもらいたかったのだと申し訳なさそうに言う優しい女性の先生は、頑張りなさいと俺とこつんとこぶしを合わせて
母さんは、俺との約束を忘れていなかったようで、俺のこまごました荷物を全て段ボールに纏めて、ばあちゃん家に送ってくれた。
……俺と親父と母さんの家だった場所は売りに出すようで、親父はもっと職場に近い場所で家を探すらしい。
もう帰れなくなる場所を見て来ようかとも思ったけれど、結局やめた。帰れない場所を見に行っても仕方がないし、無駄だから




