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1.意思のある自動車。

 

 自動車とはなにか。

 自動車とは動くものである、基本的に、彼らは、”タイヤ”という”足”を駆使し、街を滑走する。

 自動車の原理とはなにか。

 ガソリン車の場合、動力は、ガソリンエンジンである。ガソリン車が動くには、その動力をタイヤに伝え、”転がる”のだ。彼らは、空を飛ぶことは出来ないが、120キロまでならば速度を出すことが出来る。運転手が居なければ、彼らは身体を動かすことは出来ないが、運転手の技術が反映されるのは、ハンドルさばきぐらいだ。彼らは、自らの身体のことを一番に解っている。不具合などあろうものなら、直ぐに、運転手にクレームを出す。動けなくなったら、廃車になっちまうからな。当然だと、僕は思っている。そんな僕を、整備士見習いの田邉タナベは、生意気だ。なぁんて言うけれど、僕に言わせれば、お前が解っていないから、僕が言葉で不具合を教えてやっているんだ。ちったあ感謝しろって言いたいね。

 そんな田邉だが、今度、整備士の一番下の試験を受けるらしい。四苦八苦してやがるから、僕が懇切丁寧に僕の身体を使って、田邉に教えてやっているところだ。なんていいやつだと思うだろう。だが、違う。この話には裏があるんだ。


 その話をちょっくらしようか。そこの目の前のあなた、僕の話、聞いてくれるんだろう?つまらないなんて言わないでさ、ちょっくら、そこに腰を落ち着けて、僕の話を聞いてくれよ。

 それは、こういう訳なんだ。


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