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冷血
異世界に転生して、早、7年。
私は、ついに......自室を手に入れたのだ!
そして、私に専属侍女が2人、ついた。
それも、ハーフエルフなのだ!
そう、この世界には人間以外にも、色んな種族がいるらしい。
しかし、異種族間同士で血を分けることは禁じられており、ハーフエルフ等は、特に、社会での扱いが酷い。
それは私としては何とも許し難い事態なのだが、子供では、王族と言えども、何も出来ない。
と言うことで、今はそれより、私の容姿についての問題を、何とかして解決しなければならない。
そう、転生しても、無表情は直らなかったのだ。しかも、それに加えて、お父様譲りの鋭い目に、釣り上がり気味の眉毛。お母様譲りの白銀の髪と瞳と白い肌。
もう....何もしなくても、怖がって、誰も近づかないよ......美人に生んでもらえたのは嬉しいけどね!
案の定、私専属の侍女2人は、ハーフエルフである自分達が、嫌われていて、睨まれてると勘違いしていて、部屋の隅で抱き合って、真っ青な顔で震えている。
さて、どうやってこの困難を乗り越えようか......