表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
※修正予定「銀雪の能面姫」  作者: 翠狐
第二章
10/87

大きな課題

あれから、死戦と言う名の、弟からの説教を耐え抜いた私と侍女達は、まだまだ遠慮はあるものの、仲良くなれたと思います。


『弟よ!感謝します!』


そして、今は、この国の国王である父親の執務室に、弟のエリックと共に呼び出され、立派な机と椅子に腰掛ける父親と向かい合うように、エリックと共に立ったまま、父親の言葉を待っています。


「今日は、2人に課題を与えようと思う。」


口を開いた父親の声は、普段の優しい声とは違い、国王らしい威厳のある声で話し始め、弟と共に、姿勢を正し直した。


「国益となるモノを考え、実行し、成果を出し示しなさい。」


その言葉に私は頭上に『?』マークを浮かべ、弟のエリックも同じ様に頭上に『?』マークを浮かべて、私と見つめあってる。


「父上、それはどういう事なのでしょうか?」


エリックが向き直り、父親に疑問を投げかけた。


「うむ。2人のここまで学んできた結果を、見せてもらおうと思ってな。それで、国益とは何か。どう成果を示すのかテストしようと考えてみた。」


「つまり、お父様は、私とエリックが現時点でどれだけの事が出来るか知りたいという事でございますね?」


「うむ。そうじゃ。知識ばかり詰め込むのではなくて、外へ知識を広める事の練習という意味もあるがな。」


どうやらお父様は、私とエリックを試したいようです。これは腕がなりますね。


「畏まりました。必ず、結果を出して見せます。」


「僕も姉上に負けぬよう、努力し、必ず結果を出します。」


「うむ。期待している。」


こうして、私とエリックは国益となるモノを生み出すという何とも大きな課題を頂いてしまいました。

さて、どう成果を出しましょうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ