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⑴『くだらない闇としての、光の減水』
『くだらない闇としての、光の減水』
㈠
我々が生きるところの、くだらない闇というものがある。個人の闇、社会の闇、地球の闇、しかし、闇の事ばかり考えていたって、くだらないと思わないか。くだらない闇ばかり考えていると、光の水が減水するんだ。
㈡
くだらない闇、我々は、深刻な闇のことを、よく考えていたよい。埴谷雄高に始まった、例えば、『闇の中の黒う馬』何て、暗い闇そのものだから。だからって、くだらない闇と決めつけるんじゃなく、深刻な闇も興味はある。
㈢
研究対象としては、深刻な闇は面白いね。何を云わんとするのか、その根源を探るべく、文章と文章の云わば繋がりから、何か闇の意味とでもいったものを、研究するんだ。その点ではw、くだらない闇は、研究としては、くだらないんだ。