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気付かないで。

作者: ななし

夜になると考えても無駄だというのに余計なことを考えるので嫌いだ。


思うとつらい。

思うと苦しい。

でも諦められない。

そういった虚無だと言われそうなことばかり考える。


だから誰かに縋りたくなるものなのだろう。


深夜0時。

まだまばらに賑わいを見せるこの街で冷めない感情を埋める。


最初はそれで良かったんだ。

でも最近はそれもだんだん苦しくなってきた。


ただ。あの人に愛されたかっただけ。

本当にそうだった。


あの人の私がなにかしたときに困った顔

あの人のそれはよかったって言って、安心してくれる顔

あの人の寝顔

あの人のSEXしてるときの顔


本当にそれだけで十分だったんだ。


だからそれが、それ達が信じれない私が悪い。


あなたの顔も

あなたの声も

あなたの態度も





あなたの好きが怖い。







受け入れるのが怖い。



すべて受け入れていつか来る終わりを迎えるのが怖い。



どうかこのきもちをきづかないで。


優しくしないで酷くして。



いつでも傷つかないための準備をしなくちゃ。






その日のために私は今日も虚無を買う。

買わなければ。






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