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思いつくままに……エッセイ集  作者: 冬忍 金銀花


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ep.564 不景気にはいい面と悪い面がある


2025年12月31日


●不景気で自衛する企業は……最低


 日本企業の全てを指して言う言葉ではありません。自分が取り扱う製品と購入する製品で以て判断している。


 皆さまも経験がおありでしょうか、何時も買う製品がある日を境にして壊れるようになったとか。


 灯油を入れるポリ缶は丈夫で落としても壊れなかった。それが同じ銘柄で同じデザインのポリ缶は壊れ安くなった。古いポリ缶は丈夫でもキャップは紫外線で劣化していくから暫くはキャップを購入していた。それがどうだろうか、製品は同じでもキャップの規格を変えられてしまったではありません。


 こうなれば新しいポリ缶を買うしかない。で、ガソリンスタンドのお兄ちゃん曰く、


「これ、直ぐに壊れるから使わないがいいですよ」

「いえ、大丈夫です」


 こんなやり取りをしながら、お兄ちゃんは割れたポリ缶を見せてくれる。確かに同じメーカーのものだった。だ~が俺が買っていたのは壊れるような劣悪商品に変わる前だった。そのポリ缶は四十年でも使える。他のポリ缶は確かに劣化して壊れてもいたか。最古のポリ缶は埃を被り、次のポリ缶は、今ではキャップの補充ができないから、ビニールテープで留めである。



●発泡スチロールは水が染み出すの?


 これだな。俺が不満に思うのが発泡スチロールの製品について。不景気になる前は保温性にも秀でていたし、況してや水が染み出すなんて事はありませんでした。製品の改良は劣悪に変更されて、割れるのもそうだが、底抜けもしていた。成分の比率を下げて対処していたからこちらとしても堪らない。


 それで電話をして言うも、


「お宅の製品、底抜けしたんですが」

「それがどうした」

「……」


 大したお得意さんではないから……一喝を受ける。堪りません。担当者は黙って十個を持って来てくれました。昔の事を思い出したから新年には文句を言うぞ~。


 ここの発泡スチロールの製品は冷気が伝わってくる。粗悪品であるもメーカー直で購入出来る企業はここだけしか無い。ステルス値上げもしてくるから堪らない。


 高温続きの真夏にジュースを差し入れした、もちろん事務所は無視の工場で働く人にである。偶に四個多く渡してくれたりするから嬉しい。


「円安だから値上げさせてくれ」

「いいですよ~♡」


 俺は優しい。いや? バカと言えるから優しいとは言わない。円高に振れても値段は変わらないから、やはり……バカと呼ぶのだろう。


 不景気であっても、企業努力でいい製品も造られる企業こそ素晴らしい。そんな企業はあったらいいね。下請けいじめは最低だぞ。


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